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in.side
伊野尾「いや、同棲って、そんな簡単に決めて良いことじゃないよ?」
山田「俺ずっと一緒に住むことを夢見てきたんだもん。」
ダメだ聞いてない。
伊野尾「別に一緒に住まなくったって、」
山田「だって、週に1回会うくらいで休みもずっとあるわけじゃないし全然会えないじゃん。お願い!」
山田の言うことも分かるけど、本気でお互いに好きなわけじゃないし、獣人のことをよく分かってないだろうし、
伊野尾「さすがに、無理。俺、山田のこと男として好きって言える自信ない、、だから、ごめん。付き合うこと自体は、条件でもあるしまだ続けてても良いんだけど、」
山田「分かった。じゃあ、いつか好きって言わせる。」
そういうとなぜかゆっくり近づいてくる。
ドンッ
伊野尾「っ、、、やま、だ?」
ヤバい、いきなりの壁ドンと整いすぎている顔の近さにビックリしすぎて耳と尻尾が出ちゃってる・・・!
早く隠さなきゃ、、、
ダメだ全然隠せない、焦っちゃダメだ、落ち着いて、、
山田「やばい、想像以上に可愛くて死にそう。何百回も想像してたのに、」
伊野尾「え、は?」
山田「恥ずかしすぎて耳と尻尾が出ちゃってるよ、マジで可愛い。」
「何百回も想像してた」・・・?
しかもさっきから「可愛い」って、何言ってんの?
伊野尾「あの、手、どけて?」
山田「あ、ごめん。」
今すぐに逃げたい。
山田「今言うのは変かもだけど、デビューしたときからずっと好きでさ、壁ドンとかキスとか色んなことを想像してたんだけど、猫とのハーフとか全く考えてなくて、想像以上に可愛すぎて、」
ヤバい、こいつ何言ってるんだろう、
なんか俺のこと好きなメンヘラというかストーカーというか、
伊野尾「ちょっとキモい。」
山田「さ、さすがに傷つく。俺だって諦めようとはしてたし。2016・17年くらいかな、不仲説みたいなの出たじゃん?いのちゃんが俺のこと仲良いって思ったことないって言って、俺マジでショックで死にそうだったんだよ。」
伊野尾「いや、お前も俺と関わろうとしなかったし、真面目にやらない俺がムカつくって言ってたよね?」
山田「だから、いのちゃんを自分から遠ざけて諦めようとしてたんだって。なのに、いのちゃんとの撮影が増えるし、いのちゃんがあれはノリだから気にすんなって言ったから諦めきれなくて、」
知らないうちにめっちゃ愛されてるじゃん、
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年1月12日 18時