せいりゃくけっこん Daiki.A 2 (ページ19)

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結婚 19 ページ19

「山田～～～～～～～山田～～～～～～～山田～～～～～」

「ん？なーに？」

山田が振り返らなかったので、もう一回。

「山田～～～～～山田～～～～～山田～～～～～山田～～～～～」

「だから、なに？」

やっと、振り向いた！…でも

「山田～～～～～」

「だからなんやねん！」

自然のボケとツッコミ。

山田とは、結構仲良くなった。

「文化祭、A達と一緒に回らね？お誘いにきた」

「ん？別いいよ！」

「おけ！ありがとう」

すぐにAのもとへ向かった。

「山田OKだってー、」

「あ、まじー？じゃあ、あとは大貴だけかぁ～。でもクラス違うしな～。大丈夫かなー？」

「まっ、時間合わせれば大丈夫っしょ！」

大貴のことだから、どうにかしてくるでしょ。
だって彼女が他の男と一緒だなんて、俺だったら耐えられないもん。

「文化祭ってさ、中学と高校じゃまったく違うよね～」

Aが手を動かしながらしゃべる。

器用だな。そう思った。

「たしかに、高校の方が楽しそうだもんな」

「楽しいものにしたいね！絶対成功させようね！！」

そうやってニコニコで言われると

「そうだな！絶対成功させような！」

って心の底から思えてくる。

今日は放課後までかかりそうだな。

でもなんだかそれも楽しそうだ。