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Aside
JH「A。」
名前を呼ばれ、上を向けば
すぐそこにハニちゃんの顔がある。
JH「あーやっぱだめ…下向いてて。」
「？…」
そう言われて、またハニちゃんの肩に顔をうずめる。
JH「……俺、小さい頃からAのこと好きだったよ。
Aが思ってるより多分、ずっと前から。
俺が、いつもAにいじわるしてたのも、
こっちを向いて欲しかったから。」
「………そう…なんだ…。」
JH「ん。だから、Aが俺のこと好きだって言ってくれたこと
すげー嬉しいよ。
でも俺からも告白したかったからさ、今からする。」
「……え…。」
JH「Aが好きだ。
俺と、付き合ってください。」
こんなふうに、ハニちゃんから言ってもらえるなんて。
私、最近泣いてばっかりだけど、
そんなこと言われたら、また泣いてしまうよ。
「……っ……はい…っ…。」
ハニちゃんの肩は、私の涙ですごく濡れてしまったけど
止められなくて。
やっと泣き止み顔を上げると、
ハニちゃんの目に少しだけ涙が溜まっていた。
「ハニちゃん……？」
JH「……ごめん…嬉しくて。」
初めて見たハニちゃんの涙を
愛しいと思う私は変かな。
JH「…俺が、絶対幸せにする。」
「……っ…ん…っ…うん…っ…。」
これ以上ない幸福感に包まれて、
ハニちゃんと手を繋ぐ。
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作者名：もる。 | 作成日時：2019年3月31日 13時
