* ページ7
MH side
「 ねえ、ちょっとそこに正座しなよアホ生まれアホ育ちのアホ女 」
貴方「 うわあ〜すごいアホのコンボだ〜」
ぱくす〜ってへらへら笑うこのアホをどうしてくれようか。とりあえずデコピンをお見舞いしておいた。
…ほんと軽くね。女の子の顔に傷がついちゃマズイでしょ。まあその時は僕が責任とるけど。
「 何でウォヌヒョンが来てたの?」
貴方「 あ〜ウォヌオッパが、」
「 オッパ?」
貴方「 うん…え?ウォヌオッパの話だよね?」
何なんだコイツ。俺のことはオッパって呼ばないくせに。むかつく。
「 俺の許可なく部屋のドア開けるなよ 」
貴方「 ジュナがA〜!生きてるか〜!死んでたら返事して〜!って開けたんだよ?」
「 なにそれ兄妹揃ってどうなってんの 」
この際死人は喋らないとか、ヒョンこっちに住んでないのに何でいるのとかそういうのは置いておこう。
貴方「 ハオちゃんどうしたの 」
「 …別に 」
貴方「 んー……あのねハオちゃん、ジュナがね」
「 ヒョンがなに?」
この期に及んでヒョンの話をするこのトンチキ娘。
僕が恋人ならお前はとっくのとうに「ほんとに愛してる?!」って問い詰められて「愛してるけど皆んなも好きなの!」って墓穴掘ってるぞ。
口癖なのか、慣れたら好きって簡単に言っちゃうから嫌だ。
貴方「 ハオちゃんの別に、は何かあるときだって教えてくれたの。だから隠さないで教えてよ 」
僕にもっと素直さと勇気があれば、フラフラしてる君を捕まえてずっと、繫ぎ止めることができるのに。
不意打ちで真剣な顔と声を使うから、ほんとズルい。
貴方「 …ハオちゃん、」
「 あーもう…ごめん。お前に八つ当たりなんかして」
貴方「 八つ当たり?!ハ、ハオちゃん………」
「 ごめん、ほんと、Aのこと嫌いとか…」
貴方「 八つ当たりってなに?」
「 そこかよ 」
何々?!って俺の肩を揺らすその華奢な腕一つとっても愛おしい君に、いつかはちゃんと言えるかな。
「 パボ。お前のせいで心臓が痛い 」
貴方「 えっ!まだ心配事あるの?!話してごらんよ!」
「 やだ。まだ言わない 」
貴方「 いけずなハオちゃんも好きだよ!」
「 聞いてないよ 」
コロコロ変わる表情も、キラキラしたその瞳も、僕の名前を呼ぶその声も、そう君の何もかも好きだよって。いつかはちゃんと伝えるから。
399人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たわし - ジョンハンの絡みまじで最高!めっちゃ笑った!爆笑 (2019年7月8日 3時) (レス) id: 85d98be7fd (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ48 - ミョンホ!!!神かよ!!イケメンすぎだわ! (2019年6月19日 16時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:密 | 作成日時:2019年6月4日 23時