＊ ページ6
MH side
「 A、僕夜ご飯食べるけど、どうする？」
貴方「 お腹空いてないからコーラ！」
「 だめ。」
貴方「 ハオちゃんのパボ！」
「 はいはい。ご飯持ってくるから待ってて。」
貴方「 わかった！」
ワインの瓶、キャンドル、とにかく色んなものに触るなと釘を打っては見るものの、それを果たしてコイツが聞くのかは……………はあ…
とりあえず早く帰ろう。
部屋を出たばかりなのに、少しの焦りと恋しさで自然と早足になる。アイツをあの部屋で一人にするのは危険というか、そもそもこの宿舎にいるの自体危険だ。
心底こっち側に住んでてよかったと思った。
なにせ向こうにはミンギュドギョマジョンハニヒョン………強烈すぎる………
「 ん？これぬるいな 」
僕と同じで冷たいものを食べたり飲まないA。
Aが進んでぬるいコーラを飲んでると、いつもジュナヒョンが「冷たいの買おうか？」って言うんだ。
まあ、確かにぬるいコーラって美味しいのか物議を醸しそうだけど。
出会った頃からそう。
Aは自分に関して無頓着で、無茶苦茶。
例えば食べ物。好き嫌いがないのはいいことだけど、アイツはそういうレベルじゃない。
好き嫌いどころか、味もどうでもいい。不味いとかそういう概念があんまりないみたいだ。
勿論、冷たい飲み物を飲まないとかそういうのはある。食べられない物もちゃんとあるけど、極たまにマジでコイツ…タランチュラだされても食べんじゃない？って心配になることがある。
極端な話、Aは自分より外の世界に興味があるみたいだ。
空の色や雲の形、風の音、花の匂い、日常の中では気がつかないようなことを大切にする。
そういうところは、いいなって思う。
見落としてしまいがちな面に目を向けられる。自分が持っていない感性を共有できる相手は魅力的だ。
見つけたぬるいコーラを注いでやってご飯を運んでいたら、自分の部屋の前に誰か立っているのに気がついた。
「 ………なんだ、ジュニヒョンか 」
想定内の背中に、安堵の溜息を漏らした途端。
「 ウォヌオッパかっこいい！」
聞こえた声に、そっと息を押し殺す。
数分後、出てきたヒョン達の会話を耳の穴かっぽじって盗み聞き。
WN「 噂以上だった 」
JN「 だから可愛いって言ったじゃん 」
笑顔で手を振るAに呆れて壁に凭れかかる。
……駄犬め。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 400人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たわし - ジョンハンの絡みまじで最高！めっちゃ笑った！爆笑 (2019年7月8日 3時) (
レス) id: 85d98be7fd (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ48 - ミョンホ！！！神かよ！！イケメンすぎだわ！ (2019年6月19日 16時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：密 | 作成日時：2019年6月4日 23時
