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MH side
前行きたがってたカフェも、必ず寄り道するアイスショップも、何となく好きだと言ってた花が咲いてる公園も探したけど、
あの愛おしい背中は見つけられなくて。
飛び出した頃はまだ空が青かったのに、いつのまにかオレンジ色に染まってしまったそれが妙に僕を焦らせた。
いつもそうだ。Aは勝手に、僕の前に現れて、心を荒らして、そうかと思えばふっと居なくなる。
「 …はぁ、ほんとに、」
いつもいつも突然中国に帰りやがって…帰るときくらい一言寄越せよ。
あと食べ物も飲み物も、すぐこぼすのいい加減やめろ。赤ちゃんか。
それと、すぐ転けるくせして下手くそなスキップもしないで。ケガしたらどうするんだ。
言いたいことが詰まり過ぎてて、頭が痛い。
てかこんなに好きなのが、俺だけとか絶対許さないから。
ちゃん付けで呼ぶのを許してるのも、ありえない発言にノッてあげるのも、その頭を撫でるのだって、全部好きだからしてることだって気がついてないんでしょ？
本当は「好きだよ」って笑いかけてくれることに安心してた。
ごめん、情けなくて。
だから、今、迎えに来たよ。
「 っ……A…！」
少し遠くに見える見慣れた後ろ姿を気にする余裕なんてなかった。
僕を驚いた顔して見つめる君への愛おしさが、嫌になるくらい溢れ出す。想いを伝えるだけで心臓がおかしくなりそう。
貴方「 ハ、ハオちゃん…？！」
ねえ、君もそうだったの？
僕のせいでこんなに、ドキドキしてた？
肩で息をする僕に駆け寄って「なんで？！」って騒ぐAの腕をグイッと引っ張って、その小さな体を胸へ収めた。
貴方「 は、は、は、ハオ…ちゃん？！！？！」
「 うるさい黙って 」
貴方「 む、む、むりっ…むりむりむり！ハオちゃん近い！かっこよすぎる！しんじゃ、……っ！」
いつも自分からくっついてくるくせに。僕から行くと顔も耳も真っ赤にして狼狽えるのはまだ治ってないみたいだけど、まあこれから僕が攻めてけばいいだけの話。
あーあ。こんなベタなシチュエーション、嫌だったのに。
「 ………キスだけでそんなになってたらこの先どうするわけ？」
目を見開いて、棒立ちの君。
またぎゅっと抱きしめて、今度はちゃんと、言葉で。
「 好きだよ、A。僕を、世界で一番の幸せ者にしてくれる？」
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たわし - ジョンハンの絡みまじで最高！めっちゃ笑った！爆笑 (2019年7月8日 3時) (
レス) id: 85d98be7fd (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ48 - ミョンホ！！！神かよ！！イケメンすぎだわ！ (2019年6月19日 16時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：密 | 作成日時：2019年6月4日 23時
