じゅうに ページ13
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『はいはい終わり終わり。談話室行くよ〜。』
パンパン、と手を叩きながら喧嘩に発展しそうな会話を途切れさせる。…つもりだったけれど、そう簡単には終わらない。
「現状も僕のほうが高いし、君はこれから大して伸びない。前も言ったと思うけど?」
「それは手前が勝手言ってた腹立つ呪いだろ!」
埒が明かないと思って、異能力を使う。二人の顔が極限まで近づけられる。
「…っ、」
「……、」
『談話室、行くよ?』
中原中也くんは私を睨みつけ、太宰治くんも彼ほどではないものの、反発を含む目を私に向けている。
『そのままキスでもさせてあげようか?
……嫌なら言うこと聞いてね。』
揃って心底嫌だ、という顔をしていた二人が頷いたのを確認してから、異能力を解除する。
くるりと前を向いて、談話室に向かう。エレベーターで二階まで降りて、ある一室の前で立ち止まる。
『此処が談話室だよ。今後談話室って聞いたらこの部屋に来てね。』
「談話室って……。」
「ただの部屋じゃねェか」
『そうだよ、ただの一室を私たちが勝手に談話室って言ってるだけ〜』
中では、ららちゃんと受付にいた男がそれぞれ茶菓子と紅茶の準備をしていた。
「お、ちょうどええとこに。あなたの名前チャン、どの茶葉が使うてええやつなん?俺見分けがつけへんわ。」
『ららちゃんに聞けばええんと違いますぅ?』
馴れ馴れしく声を掛けてきた男に揶揄い半分で返しながら、客人用の茶葉とティーカップを取り出して、紅茶を準備する。
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雪川遥 - @十六茶。こと東雲 椎奈さん» 初コメありがとうございます!飽きないと言って頂けて嬉しいです。これからも頑張ります!! (2023年1月2日 17時) (レス) @page19 id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
@十六茶。こと東雲 椎奈 - 初コメ失礼します!名前しっかり変換されていました!とても読んでいて飽きないです!続き楽しみに待っています! (2022年12月30日 1時) (レス) @page19 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
雪川遥 - 続けて失礼します。読者様、お名前変換されてますでしょうか?出来ればご返答いただけますと幸いです……。 (2022年11月27日 22時) (レス) id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
雪川遥 - 桂-kei-さん» コメントありがとうございます。読者様の名前にはなってるはずなんですが……。名前を使わなさすぎだからですかね?申し訳ありません、確認いたします。 (2022年11月27日 22時) (レス) @page1 id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
桂-kei- - コメント失礼いたします、読者様の名前にするには(名前)と打ち込めばいいです。面白かったです、更新待ってます (2022年11月22日 16時) (レス) @page11 id: bd8fc734b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪川遥 | 作成日時:2022年11月6日 22時