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ごはん ページ6

「…起きたか」


自身の朝食をこしらえていると、履いていたスウェットの裾をちょいちょいと引っ張られるような感覚を覚えた。

紗枝橋を動かしつつ視線をそこへ向けると、ボサボサになった髪の毛をわさわさと揺らし、まだねむたげな目をごしごしと擦るソラがいた。


「とりあえずテメェはこれ飲んでろ」


そう言いながら差し出すのはソラにも見覚えのある牛乳が入ったお皿。
ソラはそれを受け取るや否やきゃっきゃと嬉しそうに無邪気に笑う。


「◎×▽!!」

「こぼすなよ」


ソラが自分のお皿を机においたのを確認してから自分の朝食もそこへと運び、ソラの向かい席に腰をおろしてからお互い何も言わずとも同時に食べ始める。

特に何も会話がないままカチャカチャと食器が触れる音がそこに響く。
ソラは小口なりに一生懸命牛乳を飲み干そうとしているが、時たまこぼしたり口の端からたれたりするので、そこを拭き取ってやるのを繰り返していた。


「チッ 落ち着いて飲め。こぼすな。何度も拭いてやるこっちの身にもなれ」

「…んあ」

「……いや、んあじゃねぇよ」


ったく、とまた食べるのを進める。だが
俺はある疑問にその動きを止めさせられた。


…そういえばこいつの主食はなんなんだ


と。


見た目からの勝手な連想で牛乳を与えているが、当の本人は満更でもない様子で美味しそうに飲み干す。

しかしこれからソラがここに居座り続ける限り牛乳を与え続けてみろ。
黒澤家からの牛乳消費量が馬鹿にならないぞ。





「次から次へと…」

おかいもの→←ねてもさめない



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misaki66666(プロフ) - 遅れましたが、返信ありがとうございます! (2018年1月4日 21時) (レス) id: c4f0e9bc83 (このIDを非表示/違反報告)
美虎都(プロフ) - とっても面白い!! (2018年1月1日 3時) (レス) id: 6e6a008299 (このIDを非表示/違反報告)
七子 - misaki66666さん» 有難うございます!ここでしか見れないジンニキを是非堪能なさってください♪ (2017年12月30日 23時) (レス) id: 7cd7684c7f (このIDを非表示/違反報告)
misaki66666(プロフ) - とても面白いです、これからも頑張って下さい! (2017年12月24日 17時) (レス) id: c4f0e9bc83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七子 | 作成日時:2017年6月19日 7時

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