じんじん。おまけ(ybxym)

＝震える右手・８＝ ページ28

「侑李先生、こーやって天気がいいと
　気持ち良くて〜、春の今の時期なんて
　昼寝、サイコーなんだよ〜♪」

「わぁ〜ホント!きもちよさそ〜。」

「ふっふー。
　じゃ、侑李先生お昼食べよ〜〜！」

「うん、そうだねっ。。」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿



俺は準備万端で持って来たレジャーシートを出す!!

ふふふ、気の利く男の演出だぜっ。。

先生は案の定・・

「わぁ〜準備いいねぇ〜。すてきー」とか何とか

言ってくれて・・ふふ、思惑通りだぜっ！



ぽかぽか陽の当たる場所で

侑李先生は、ぺちゃ。って座りながら

おにぎりを両手で持って、もぐもぐ。

ちょ。。なんだ？こんなトコに小リスちゃんが

おりますけど？？！！って感じだ〜♡


わぁ〜可愛いなぁ〜。



ほんわか先生を見てると、ニッコリして

「ね、ね、不思議だねっ。大貴くんっ！」


「ん？どーしたんっす？不思議・・？？」


「ん。ふしぎー。だっていつものおにぎりが
　すっご〜く美味しいのっ。。ね、大貴くん。」


「うんうん！そーでしょ、そーでしょ〜♪
　俺も美味いよ、購買のパンがすっごく美味いっ！
　今日は侑李先生も居んからさ〜倍の倍美味いっ。」


「ふふふ、もぉ〜。
　大貴くんってば、おじょーずですことぉ〜。」


「ホントだよ〜。せんせぃ〜〜。」


「・・しかしー・・。」


「ん？なに、侑李せんせぃ？」


「ん〜‥しかしー、ゆうやん先生はどーして
　この場所、大貴くんに教えてくれたの？」


「あー・・。」


・・本当はゆうやんに、侑李先生が好きなのが

バレてー・・つーか、バレバレで。。

応援してくれてるのか、この場所教えてくれたんだけど‥

う〜〜ん、何て言おう。

「あ〜‥その、実は、俺もゆうやんと一緒でさ
　昼寝と読書をー・・」



「ああ〜そっか。静かな場所でー
　お昼寝と読書だー。」


「ああ。はい、そーなんっすよ。はい。。」


「へぇぇ〜。本読むんだね、大貴くん。」


「いや。。その、え〜〜」


「ん？あれ・・？どーしたの？」


「‥あのー。。すいません、俺カッコつけました。
　読書っていっても、マンガです。」


「ふふふ。そっか、でもマンガでも言葉の勉強に
　なるしー。いい事だよっ。理解力もつくし！」


「てへへー。‥ついつい侑李先生の前だと
　俺、カッコつけちゃって‥ダメっすねぇ〜。」


「大貴くん、僕にカッコつけてもだめでしょ〜。
　女の子の前でしなくっちゃ〜。・・でもー。」

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