=好きだった・1= 〜涼介さいど〜 ページ1
おれの家の隣に住んでる7歳上の幼なじみ__薮宏太。
おれは好き。・・兄ちゃんが好き。
んーん・・好き
もう物心つく前から好きだった気がする。
いつも優しかった兄ちゃん。
目をなくして笑う笑顔が好きだった・・
でも・・
おれが小学生の時から変わった。
兄ちゃんは変わってしまった
_____いつからだっけ?変わってしまったのは・・
ふふ。本当は覚えてる、ハッキリとね。
兄ちゃんが中2、14んの時で
おれが小学1年の時。
あの日から変わってしまったんだ____。
学校から帰ったら、カギっ子のおれは
隣の兄ちゃんちに遊びに行った。
それが日課だった。
いつものように、兄ちゃんちの玄関のドアを開けようとした__
その日は、珍しくカギが掛かっていた。
おかしいな〜って思いながら
庭を回ってリビングの窓から室内を見つめた。
___兄ちゃんが居た。
兄ちゃんはソファに座ってた・・
見た事もない女の子と座って___イチャイチャしてた。
おれは、ハジメテの光景に目が離せなくて
ぼんやりと・・呆然と見ていた。
兄ちゃんが女の子にキスをして
背中を撫でた時だった___
ふと兄ちゃんが視線を庭先にやって
おれと目が合った。
兄ちゃんが眉間にシワを寄せ、
舌打ちをした気がした。
顔をしかめ、拒絶された____。
見た事もない様な冷たい顔をして
兄ちゃんは強くカーテンを閉めた_____
・・覗いていると思われた?
後悔した。あの時すぐあの場所から
立ち去っていればよかったのに__って。
そしたら兄ちゃんにあんな顔されずに・・
拒絶されずにすんだのに___って。
目をなくして笑う兄ちゃんの顔を
あれから2度と見れなくなった。
子供のおれは思うの・・
カーテンの中はどーなったの?
何してたの?
兄ちゃんは女の子には、優しく笑って
優しく話すの?
優しく___抱き締めるの?
あの日から、話しもしなくて
目も合わせなくなった。
それから・・それから見掛ける様になった__
数多くの兄ちゃんの彼女達・・。
幾度となく入れ替わる女の人。
兄ちゃんは男子校のはずなのに・・
ころころと彼女が代わった。
見る度違う女の人の影に
おれの小さな胸はじんじん。と痛んだ。
学校帰りに見掛けるその光景。
『兄ちゃん___』
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あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» はい!!ありがとーござぃやすー。がんばりますよぅぅ〜(ё)がぁがぁ (2018年9月7日 17時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひる☆さん» 私もお返事が来て嬉しいよぉ〜〜!!無理しないように頑張ってくださいっ☆ (2018年9月5日 17時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» 白米苺しゃまだ〜(*´▽`*)〜♪うふふーまた来てくれてんだぁ〜嬉しいですー。おお!面白い設定っていってくれたっ!!んっでもって病みつきだってぇぇ〜(ノД`)・゜・。うでしー。がんばるぞぉぉ〜!! (2018年9月5日 16時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひるさぁん!お久しぶりです!今回のお話も面白い設定で、病みつきです!!更新頑張ってください(^^) (2018年9月4日 22時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - わかねこしゃま〜♪お話しを汲み取ってくれてるーーーぅ(●^o^●)うれしぃぃー。がんばるぞぉ〜〜!! (2018年9月4日 17時) (レス) id: 9d3affb617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年9月1日 19時