─ BEAST SIDE ─ #3

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謙「岩橋、もう無理すんなよ..
咲坂さんを襲撃するなんて本当は嫌なはずだろ？
俺のことは大丈夫だから、自分の意思で決めろよ？

俺も、死ぬ覚悟は出来てるから」









『安井くん..』









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謙「自分の気持ちに正直になれよ」









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正直..に..









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《安井くん、これからも友達でいてくれる？》







謙〈当たり前だろ！

野球もやんなきゃな！
大会あるんだろ? 練習付き合ってやるよ！笑〉





《ほんと..！？ ありがとう！！》





謙〈その代わり、厳しくいくからな？笑〉





《う、うん笑》









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《絶対に、生き残ろうね》








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僕は、安井くんと約束したんだ






絶対に生きて帰るって








だから




こんなところで挫けるわけにはいかない









そうだ






これは、バチが当たったんじゃなくて





試練なんだと考えよう









"大切なものを守り抜くためには

自分の手を汚してみせろ"





という、試練..









今までが甘えすぎていただけなんだ









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『······安井くん』








謙「ん..？」







『僕、決めたよ』









覚悟は出来た







絶対に逃げない









やり遂げる..









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僕は手にとったナイフを、ぎゅっと握りしめた









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『咲坂さんを、殺す..』








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