▼52 ページ7
.
大「ねぇ、ちょっとまって？」
結衣「なに？」
大「でも、岸くんの言ったこと正しかったよ..？
2日目の夜に俺を守ったって言ってたよね？
その夜、本当に俺の所に人狼来たよ..？
ガチャガチャッて、ドアから音がしたから」
結衣「それはたまたま彼の言うことが当たっただけ
2日目なんて、他に襲撃の対象いなかったでしょ？
狙われるとしたら、白が確定してる京本くんしかいない
だから絶対に人狼は京本くんを襲撃するって
分かってたんでしょ」
大「そんな..
あれが嘘だったなんて..」
結衣「ってことで、本物の占い師は私だから
岸くんが狐で、それを昨日の夜私が占いで殺した
だからこれでなんの心配もなく人狼を吊れる
偽物の占い師である岩橋くんは人狼確定だから
今日の吊りは岩橋くんで決定」
真琴「そっか、筋が通ってるね..確かに」
『ちがう..っ ちがうよ！！
僕は人狼じゃない.. 本当にちがう！！』
どんなに反論しようとしても、言葉が見つからず
ただ "ちがう" としか言い返せなかった
結衣「私が本物の占い師だって、これで証明されたわけでしょ？
じゃあ、あんたは自分が人狼じゃないっていう証拠があるの？
今のあんたが否定しても、真実が語ってるから無駄だよ
だから、本物の用心棒は絶対にまだ名乗り出ないで！
そして、今日の夜は絶対に私を守って！
それでもう一人の人狼を見つけて、こんなゲーム終わりにするから」
.
もうダメだ..
ごめん、安井くん..
でも、本当は用心棒は死んでるから
今日の夜は上条さんを襲撃できるよ
安井くんだけでも、生き延びてほしい
それが僕の、心からの願いだった
.
.
嶺「·········」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 279人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せりな | 作成日時：2019年7月18日 0時
