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▼83 −回想− ページ38
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加奈「だって、邪魔なんだもん
玄樹に馴れ馴れしく話しかけるし
部活の時だって楽しそうに話してるよね
私知ってるんだよ？」
僕は耳を疑った
『まさか.. そんなことが理由で..？』
加奈「そんなこと..？
なんで私の気持ち分かんないの..？」
分からない..
分かるわけがない..
こんなのおかしい、どうかしてる..
話してただけで盗むなんて..
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『······加奈、ごめん
僕、もう加奈と付き合えない..
別れよう..』
加奈「え..？なにいってるの..？玄樹..」
もう無理だ..
僕が加奈をこんな風にさせてしまったんなら、なおさら..
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『ごめんね..』
僕は、加奈に背中を向けて
教室を出ていった
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加奈「·········」
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作者名：せりな | 作成日時：2019年7月18日 0時
