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『痛..っ..』
今の状況を理解するのに少し時間がかかった
気づいたら僕は床にしゃがみこんでいて
背中には壁があたっていた
そう、岸くんに思い切り殴り飛ばされたんだ
謙「岩橋..！！
岸くん、なにやってんだよ！そんなことしたら..」
＿＿＿ヴィィイィィィイィィイィィン..
この機械音..
岸くんからだ..
『岸くん.. なんでこんなこと..？』
優「い..いんです.. これで..っ ｹﾞﾎ..ｯ！！
殺したくなんて.. ない..っ..でしょ..？」
そんな..
まさか僕達のために..？
優「うぐ..っ.. あ"..あ"あ"..！！」
やがて、岸くんの首からは大量の血液が流れ
バタッと床に倒れる音と同時に、機械音も鳴り止んだ
そして、僕と安井くんは言葉を口にすることもないまま
ただずっと、岸くんの亡骸を見つめていた..
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作者名：せりな | 作成日時：2019年7月18日 0時
