優しい世界［3］ (ページ14)

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Taiga side

「きょも、マネージャーさんが病院手配してくれたって。これから診てもらえるみたい。」

楽屋でソファーに座って怪我したとこを庇いながら衣装から着替えていると、樹が伝えてくれた。

「ありがと、皆は先帰ってよ。新幹線の時間もあるし。」

「っでも、」

「いいから。マネージャーさんいれば安心でしょ？
明日も皆仕事あるし、帰んなきゃ。
診察終わったらちゃんと連絡するから」

「…分かった、」

そんな話をしてると楽屋の扉が開いて、

「京本くん行けるようだったら出ましょうか」

マネージャーさんが呼びにきた。

「じゃあ俺車まで送る。はい、」

「…ごめんジェシー、お願いします、」

ジェシーにおぶってもらって、移動車まで送ってもらった。

…

＂今日は沢山迷惑かけました。
右脚、骨は折れてなくて捻挫でした。
ライブ中無理に使ったから悪化してるって説教されました…笑
3週間くらいは治るのにかかるって、、その間ライブの公演なくて助かった、、
しばらく松葉杖使うことになりました。迷惑かけます＂

取り急ぎ、SixTONESのグループチャットに診てもらった結果を報告して、時間的に新幹線が無くなってしまったから、急遽マネージャーさんとホテルに泊まって翌日東京へと帰った。

駅で目撃情報も出てしまって、怪我してることもバレちゃったけど、仕方ない。

ライブをやり切れたことだけは自分を評価しよう。

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