54.駆け出す。 ページ7
アズール「ま、まままま、待ちなさい!!!!!」
じわじわと迫ってくる双子に対して我に返った寮長が僕を守るようにして、双子の前に立ち塞がった。
フロイド「アズール、邪魔すんの?」
ジェイド「これからがいいところなんですけどねぇ…」
アズール「ここは廊下です!それにここまでは限られた人間しか来ないとはいえ、場所を考えなさい!!!」
寮長は頰を赤く染めながらも必死に僕を守ろうとしてくれているようだ。
フロイド「じゃあ、ここじゃなかったらいいわけぇ?」
アズール「そうじゃなくて!!!」
なかなか引かない双子に寮長がかなり手を焼いてくれている。
僕は自分自身を落ち着かせるように深呼吸をした。
そして、ゆっくりと立ち上がった。
僕が立ち上がったことに気付いた3人は僕に目を向けた。
A「その気がないなら僕に咬みつかないでくださいっ!!!!!」
僕はやっとの思いでそれだけを叫ぶように吐き捨てると久しぶりの自分の部屋に向かって駆け出した。
が、大事なことを忘れていた、と思い立ち止まって振り返る。
A「お騒がせしましたがただいま戻りました!!!」
3人に目を向けることなく、言い残すと今度こそ、部屋に向かって駆け出した。
勢いよく駆け出したものの、部屋にたどり着くことができなかったのは別の話…。
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
フロイド「ジェイドはAに何してたの?」
ジェイド「フロイドに咬みつかれているアズールをうらやましそうに見ていたので同じことをしてあげただけですよ」
アズール「…は?」
フロイド「あー、なるほどねぇ…」
アズール「どうゆうことですか?」
ジェイド「ジンベエザメにとって咬みつかれるということは求愛行動らしいですよ」
アズール「…」
フロイド「あ、アズール、今、ヤラしいこと考えたでしょ?」
アズール「なっ?!考えてません!!!」
フロイド「ふ〜ん」
ジェイド「どうやら、体を押さえつけられながら咬みつかれるのがいいようですよ」
アズール「?!」
フロイド「あ、アズール、絶対ヤラしいこと考えてる」
アズール「だから、考えてない!!!!!」
ジェイド「これから楽しくなりそうですね」
という会話が繰り広げられていたとかいないとか…。
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なすてん(プロフ) - ムクロさん» コメントありがとうございます!ストレートなお言葉ありがたいし、嬉しいです(´;ω;`)もっと好きになってもらえるように頑張ります! (2020年6月28日 23時) (レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - 好きです((( (2020年6月24日 14時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
なすてん(プロフ) - 可憐さん» コメントありがとうございます!エースくんにはわりと健全な男子高校生してもらいたい欲望であんな感じになってますw間違いなく素敵な彼氏になってくれます!w最後までお付き合いいただけると嬉しいです(><)よろしくお願いします! (2020年5月22日 22時) (レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
可憐 - 彼氏力高過ぎる、エースくんめちゃくちゃ好きです、、、、ずっとみます!更新頑張ってください! (2020年5月21日 1時) (レス) id: aaa6925eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なすてん | 作成日時:2020年5月14日 17時