70.強制送還。 ページ23
ｼﾞｬｯｸ「失礼しま……え…」
僕の唇にレオナさんの唇が重なった時、部屋の入り口の方から声が聞こえた。
視線だけをそちらに向けるとジャックくんが茫然と立ち尽くしていた。
ｼﾞｬｯｸ「何してんだ…！？」
凄まじい勢いでジャックくんが僕たちに近づいてくるとレオナさんを僕から引き剥がした。
僕は解放されたことの安心感から我に返る。
またこれだ…唇が熱い。
僕はぼーっとする意識の中で唇に触れた。
ｼﾞｬｯｸ「A！行くぞ！」
僕がぼーっとしている間に話が進んでいたらしい。
ジャックくんに腕を掴まれると力強く引っ張られて、あっという間に部屋の外に連れてこられた。
ｼﾞｬｯｸ「で、なんでここにいるんだ？」
A「え？ここって？」
ｼﾞｬｯｸ「A、今自分がどこにいるのかわからないのか？方向音痴もここまでくると手に負えねぇな…」
ジャックくんは僕の反応に呆れたような表情を浮かべる。
ｼﾞｬｯｸ「ここはサバナクロー寮だ」
サバナクロー…？
A「僕、迷ってなんかないよ。気がついたらここにいたんだ」
ｼﾞｬｯｸ「…？」
僕の真剣な表情を見るとジャックくんは信じてくれたようだが、不思議そうに首を傾げた。
ｼﾞｬｯｸ「レオナ先輩との…さ、さっきのは…」
ジャックくんは急に口ごもりながら話し出したが僕にはイマイチどのことかわからなかったので首を傾げた。
逆に僕は気になっていたことをジャックくんに問いかける。
A「ジャックくん、どうして人間は唇と唇をくっつけるの？」
僕の言葉にジャックくんが顔を真っ赤にして叫んだ。
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*
その後、破廉恥だの、なんだのと顔を真っ赤にしたジャックくんに叱られ、僕は強制的にオクタヴィネル寮に連れていかれた。
全く意味がわからない。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「おや、Aさん。今お帰りですか？」
オクタヴィネルの廊下を歩いているとジェイドさんに声をかけられた。
A「はい、ジェイドさんはこれから…ってなんですか？」
ジェイドさんは僕の顔をまじまじと見るとくんくんと鼻を鳴らしながら近づけてきた。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「獣の匂いがしますね」
鋭い眼差しとチラッと見えるギザギザの歯に全てを見抜かれているような気がして冷や汗が伝った。
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なすてん(プロフ) - ムクロさん» コメントありがとうございます！ストレートなお言葉ありがたいし、嬉しいです(´;ω;`)もっと好きになってもらえるように頑張ります！ (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - 好きです((( (2020年6月24日 14時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
なすてん(プロフ) - 可憐さん» コメントありがとうございます！エースくんにはわりと健全な男子高校生してもらいたい欲望であんな感じになってますw間違いなく素敵な彼氏になってくれます！w最後までお付き合いいただけると嬉しいです(＞＜)よろしくお願いします！ (2020年5月22日 22時) (レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
可憐 - 彼氏力高過ぎる、エースくんめちゃくちゃ好きです、、、、ずっとみます！更新頑張ってください！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: aaa6925eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすてん | 作成日時：2020年5月14日 17時
