68.暑い場所。 ページ21
僕も学園の生活に慣れてきて、人間としての生活にも慣れてきた頃。
学園が力を入れている一大イベントが迫ってきていた。
授業が終わりいつものようにエースくんとデュースくんと雑談をしていた時のこと。
A「マジカルシフト大会？」
ｴｰｽ「なんだ、A、マジフト知らないの？」
ﾃﾞｭｰｽ「世界的に有名なスポーツだぞ」
聞いたことないなぁ…と僕は首を傾げた。
そもそも、僕はルールに乗っ取って何かをしたり、体を動かしたりすることは苦手だ。
ｴｰｽ「寮対抗でやるんだけど、簡単に言うとひとつのディスクを魔法の力を使って相手チームのゴールに入れるって感じ」
A「なるほど…？」
ﾃﾞｭｰｽ「見てみないとわからないかもな」
エースくんの説明を聞いてもまだしっくりときていない僕の様子を見てデュースくんはくすっと微笑んだ。
僕は運動が苦手だし、まだ魔法を使いこなせていないから選手になることはないだろうけど。
ｴｰｽ「つーわけで、敵同士だな、A」
ﾃﾞｭｰｽ「容赦はしない」
エースくんとデュースくんが意地悪な微笑みを浮かべて言う。
そっか、寮対抗ということは敵になる。
A「みんなを応援するのはダメなのかなぁ…」
僕はボソッと呟く。
争い事はしたくない。
ｴｰｽ「Aはそうだよな」
ﾃﾞｭｰｽ「僕たちが悪かった」
僕の呟きを聞いた2人はなぜか謝ってきた。
そんなつもりはなかったんだけど…。
そこまで話したところで今日は帰ることになった。
寮までの道中に走り回っているユウくんとグリムくんを見たような気がしたけれど、何かあったのかな…？
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*
エースくんとデュースくんがハーツラビュル寮の鏡に入っていくのを見送り、僕もオクタヴィネル寮に帰ろうと思い足を踏み出したが不思議なことに体が勝手に別の鏡に吸い込まれていった。
あれ…僕…勝手に…？
気づいたら、見たことのない場所にいた。
A「あれ？ここ、オクタヴィネル寮じゃない…？というか、暑い…」
海の中のような雰囲気のオクタヴィネルとは真逆の砂だらけで太陽に照らされた知らない場所だった。
とにかく暑い。
このままだと干からびちゃう。
ﾗｷﾞｰ「アンタ、Aくんっスよね？」
暑さのせいでぼんやりしていると突然声をかけられた。
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なすてん(プロフ) - ムクロさん» コメントありがとうございます！ストレートなお言葉ありがたいし、嬉しいです(´;ω;`)もっと好きになってもらえるように頑張ります！ (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - 好きです((( (2020年6月24日 14時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
なすてん(プロフ) - 可憐さん» コメントありがとうございます！エースくんにはわりと健全な男子高校生してもらいたい欲望であんな感じになってますw間違いなく素敵な彼氏になってくれます！w最後までお付き合いいただけると嬉しいです(＞＜)よろしくお願いします！ (2020年5月22日 22時) (レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
可憐 - 彼氏力高過ぎる、エースくんめちゃくちゃ好きです、、、、ずっとみます！更新頑張ってください！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: aaa6925eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすてん | 作成日時：2020年5月14日 17時
