63.お手伝い。 ページ16
ｹｲﾄ「ところで、Aちゃん。もしかして、今暇だったりする？」
僕たちの会話を黙って聞いていたケイトさんが何かいいことを閃いたといった様子で問いかける。
A「特にやることもないですけど」
ｹｲﾄ「じゃあさ、『なんでもない日』のパーティーの準備、手伝ってよ」
ﾄﾚｲ「それはいい考えだ。リドル、どうだ？」
ハーツラビュル寮では誰の誕生日でもない日を選んでパーティーをしているとエースくんとデュースくんから聞いたことがある。
その話にとても興味をもった僕は2人からたくさん話を聞いていた。
その手伝いができる、僕は目を輝かせてリドル寮長の方を見た。
ﾘﾄﾞﾙ「人手は必要だからね。A、手伝ってくれるかい？」
リドル寮長から改めてお願いをされる。
僕は断る理由もないので元気よく返事をするのだった。
ｹｲﾄ「そうと決まればさっそくしゅっぱーつ！…の前に記念に1枚！」
ケイトさんはさりげなく、僕の腰に手を回すと僕を引き寄せた。
思っていたよりもケイトさんは力強く僕を引き寄せたので勢い余ってケイトさんに抱きつくような形になってしまい、その瞬間を撮られてしまった。
ｹｲﾄ「Aちゃんったら大胆なんだから！」
僕はすぐにケイトさんから距離をとる。
ケイトさんがわざとらしく言っていたことにも恥ずかしくなってしまい、顔に熱が集まるのを感じて俯いた。
ﾘﾄﾞﾙ「ケイト…」
リドル寮長は呆れており、トレイさんは笑っていた。
きっといつものことなんだと思う。
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*
A「ここがハーツラビュル寮…」
その後、ケイトさんにからかわれながらもなんとかハーツラビュル寮にたどり着くことができた。
オクタヴィネル寮とは違った雰囲気に僕は興味津々であたりを見回す。
ﾘﾄﾞﾙ「ボクは別の仕事があるから先に行くよ。ケイト、トレイ、後は任せたよ」
ｹｲﾄ/ﾄﾚｲ「はい、寮長」
ﾘﾄﾞﾙ「A、次はゆっくりお茶会をしよう。それじゃあ」
リドル寮長はケイトさんとトレイさんの返事を聞くと満足そうに微笑む。
そして、僕に視線を移すと返事を聞く前に背中を向けて歩いていってしまった。
ﾄﾚｲ「Aにはタルト作りを手伝ってもらおうと思う」
リドル寮長が寮内に入っていくのを見送ってからトレイさんが口を開いた。
A「タルト…そうだ！トレイさんが作ってくれたタルト、とっても美味しかったです。ありがとうございました」
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なすてん(プロフ) - ムクロさん» コメントありがとうございます！ストレートなお言葉ありがたいし、嬉しいです(´;ω;`)もっと好きになってもらえるように頑張ります！ (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - 好きです((( (2020年6月24日 14時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
なすてん(プロフ) - 可憐さん» コメントありがとうございます！エースくんにはわりと健全な男子高校生してもらいたい欲望であんな感じになってますw間違いなく素敵な彼氏になってくれます！w最後までお付き合いいただけると嬉しいです(＞＜)よろしくお願いします！ (2020年5月22日 22時) (レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
可憐 - 彼氏力高過ぎる、エースくんめちゃくちゃ好きです、、、、ずっとみます！更新頑張ってください！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: aaa6925eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすてん | 作成日時：2020年5月14日 17時
