拝啓、僕が歩んだ日々へ (ページ36)

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はつねページ36

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人の想いは言葉にしなければ伝わらない。

けれども言葉のナイフという比喩があるように
言葉は時に人を殺す凶器にさえなってしまうんだ。

僕は君を理解しているようで理解していなかった。

君に寄り添うことで君を救っているつもりになっていただけだった。

僕のその行動は、君にどれだけ傷を付けたのだろう。

今となってはもう分からないけれど

それでも

僕は

「それじゃあ、僕はそろそろ行くね」

僕は――

「……あぁそういえば、君のことが報道されたとき、奪声症のことも報道されたんだ。
だからかな……君が命を絶った本当の理由を知っているのは、僕だけなんだ」

たとえ何年経とうとも、
君のことを、いつまでも覚えていよう。

絶対に忘れないよ。

「またね、Aさん」

――……さようなら。

――
―

『――……それでは次のニュースです。
昨日17時頃、××市に在住していた少女が市内の高等学校で遺体として発見されました。

尚、この少女は奪声症を発症しており、
少女は奪声症によるストレスから自ら命を絶ったと考えられます。

警察は事故の可能性も踏まえて調査を行っています。

それでは次のニュースです――……』

END

*+:｡.｡*+*｡.｡:+*

２度目のあとがきですこんばんは！
またも暗いお話で申し訳ありません。

このお話は前に書かせていただいたVoiCEの後日談として書かせていただいたのですが、
一応当てはめた漢字は違います。

『心逝』
心の死を題材にしました。
自らの教え子が命を絶ったとしたら、生命的な死がなくても心の死はあるのではないでしょうか。

ここまで書いておいてあれなんですけど、
皆様はこのお話みたいに暗いことは考えず、明るく生きてください！明るい方が人生楽しいですから！

こんな話書いた私が言うのも何なんですけど、本当に明るく人生を謳歌してください！

えっと
最後になりますが

あとがき含め私のターン(？)は終了です。
はつまりあにゅ。では最年長の私ですが、2人にはいつも救われていて感謝の言葉しか出てきません。

あとは2人に任せて、私はによによしてようと思います。

閲覧ありがとうございました！

以上、はつまりあにゅ。の最年長にして一番身長の低い、

はつまりあにゅ。のはつ担当、はつねでした！