△2 ページ10
.
二週間に一回が、一週間に一回に。
ついには、三日に一回に。
『最近橋本くん来すぎじゃない？！』
彼氏か！むしろ彼氏より頻度多いんじゃないか？
今彼氏いないけど！
「そうっすか？」
『うん、通い婚かな？みたいな』
「かよいこん？ってなに？」
知らないか、橋本くん。
『話戻すけど、橋本くん三日に一回は来てるよね？！』
「迷惑、ですか？」
捨てられた子犬のような目で、首を傾げた。
あ、あざといな！
『迷惑じゃ、ないけど』
「けど？」
『勘違い、……しちゃうよ？』
だって、最初の目的は教科書を借りに来ることで、次は分からないところ聞きに来ることで。
最近はご飯食べに来たり、何も用がなくたってケーキ買ってきてくれたり。
「俺がAさんを好きってことなら、勘違いじゃないですよ？」
『へ、』
「Aさん、全然気づいてないのかと思いました」
だって、俺が何言ったって顔色ひとつ変えないんですもん、と私の頬をむにっと掴んだ。
『ちょ、何するの？！』
「へへ、可愛い」
可愛い、と頬を撫でる橋本くんの目が、声が甘ったる過ぎる。
「あれ、やっと顔赤くなった」
『うるさ、』
やっぱAさん可愛いですね、とへらりと笑った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1281人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいなつ(プロフ) - 年齢的にもスノストのお話しか読んだこと無かったのですが、年下彼氏最高です！！HiHiはさくちゃん推しなのでもっと書いて頂きたいなと……！これからも楽しみにしております(//∇//) (2019年5月1日 4時) (
レス) id: ba2c5b526b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年4月13日 1時
