はしもと ページ9
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いつからだろう、彼が私の移住地に侵入し始めたのは。
いつからだろう、“ Aちゃん ” 呼びに変わったのは。
「ねえ、聞いてる？」
『あ、うん』
「聞いてなかったでしょ？」
私の頬をむにっと掴んで、楽しそうに笑う。
いつからだろう、橋本くんが、涼くんに、後輩から、恋人に変わったのは。
*
___「え！先輩、言語の講義とってたんですか？」
『うん、一年生の時ね』
橋本くん、二年下のサークルの後輩、が顔の前で手を合わせる。
「教科書、貸してください！」
『全然いいよ、……あ、でも三冊くらいあるから分けて持ってきてもいい？』
「……Aさんの家の近くまで取りに行きましょうか？」
あ！それは助かる！と橋本くんを引き連れて、自宅前に到着。
上京して、一人暮らししてるからわりと大学の近くなんだけど。
「Aさん家めっちゃ近いですね？！」
『近さ重視で選んだんだよね』
「へー、じゃあ終電逃したら先輩の家来ようかな」
チャラいな？！軽いな？！橋本くん！
第一、というか最初の方はこんな印象しかなかったのに。
「Aさーん！ここ教えてください」
『また？！橋本くんこれで講義大丈夫なの？』
いつの間にか、家に入り浸り、私の心の隙間にも入り込もうとしてきた。
意外と、橋本くんは誠実で、家に上がり込んで来るものの、手を出してくるようなことはなかった。
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あいなつ(プロフ) - 年齢的にもスノストのお話しか読んだこと無かったのですが、年下彼氏最高です！！HiHiはさくちゃん推しなのでもっと書いて頂きたいなと……！これからも楽しみにしております(//∇//) (2019年5月1日 4時) (
レス) id: ba2c5b526b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年4月13日 1時
