77 有無を言わせず ページ27
コツコツコツ
あ、来た。
足音のした方を見るとトントンさんとグルッペンさんがこちらへ歩いてきていた。
グル「ああ、待たせてしまったか?」
トン「ごめんなぁ。ほら、もう入ってええよ。鍵はかかっとらんから。」
少しグルッペンさんを睨みながらそう話す。
グル「俺の部屋なんだが…。」
グルッペンさんはそれに少し怯みながらも文句を言った。
…グルッペンさんの方が立場上じゃなかったっけ?
そう思いながらもさっきのトントンさんの言葉に応える。
『いえ、トントンさん。大丈夫ですよ。あとここはグルッペンさんの部屋ですしトントンさんの方が立場も私より上なので先に入ってください。』
立場が下の者が上の者より先に入るなんてあるまじきことだ。
そう思って言ったのにグルッペンさんは突然溜め息を吐く。
グル「なるほど…。お前が言っていたのはこういうことか、トン氏。」
トン「こういうことや…。昨日よりはまだマシやで。昨日は口調ももっと堅かったからなぁ…。」
昨日…?あ、トントンさんに言われたことか。でもあんまり直す気はないし気にせず話す。
『早くお入りください。今日は仕事をするんでしょう?それについての話ならば遅れてしまうと多くの人に迷惑がかかりますから。』
失礼だけど少し有無を言わせないような声や言い方をすると渋々といった感じで中へと入っていった。
それに満足しながらそのあとに入り、扉を閉める。
クルッと後ろを振り返ると総統としての威圧感のあるグルッペンさんと書記長としての厳しさのあるトントンさんが立っていた。
『…何のお話でしょうか。昨日トントンさんから大体は聞いたはずですが。』
それを崩さないよう声を出す。
グル「ああ、話、というか…。メイド服ができたからな。それを着てもらおうと思ったんだ。」
もう?速いなぁと思いながら服を受け取る。
『分かりました。じゃあ着替えてきますね。』
そう言い、扉の方を向こうとすると止められた。
グル「どこへ行く気だ?」
『え?…どこって部屋ですけど。』
そう言うと、グルッペンさんはニヤリと口角を上げ、言った。
グル「ここで着替えればいいじゃないか。」
―――――――――――――
大先生、お誕生日おめでとうございます!!
…これ書くためだけに忙しい火曜日に更新しました。
(大先生の誕生日を昨日ちょうど調べて知った人←)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こすもす姫 - ＫＺファンさん» きっと、娯楽姫だからですね!余裕で宙を舞ってからの着地が出来るんでしょうね!…チートですな。 (2019年1月27日 20時) (
レス) id: 05a24f2a78 (このIDを非表示/違反報告)
ＫＺファン - 夢主ちゃんの身のこなしが凄い！！！ (2019年1月27日 17時) (レス) id: 7d84edeee2 (このIDを非表示/違反報告)
*コノハナ サクヤ* - 本当ですか！？ありがとうございますm(__)mええ、載せれなくても構いませんよー！けど、一応載せ方調べておこうかな？(-_-)では、早いうちに(*^_^*) (2019年1月15日 0時) (レス) id: d37be746f7 (このIDを非表示/違反報告)
こすもす姫 - *コノハナ サクヤ*さん» ありがとうございます!いやあ、夢主ちゃんのイメ画描こうと思っても下手で描けないんですよね…。描いてくださるならお願いしたいんですけど私、画像の載せ方が分からないので公開は難しいかもです、ごめんなさい。それでも宜しいならぜひ、お願いします! (2019年1月14日 8時) (レス) id: 05a24f2a78 (このIDを非表示/違反報告)
*コノハナ サクヤ* - お、お、面白過ぎる…！夢主ちゃんのイメ画が描きたくなりました(笑 )良いなら描かせて貰いたいです！無理はしない程度で更新頑張って下さいね！ (2019年1月13日 21時) (レス) id: d37be746f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こすもす姫 | 作成日時：2018年12月28日 20時
