烏野のバレー部マジやばたにえん(笑)

第三十三話 テストおわぴ ページ34

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「テスト返し終わったー！」
『おつ〜どうだったー？』
「もち全回避！！Aが作ってくれたテストから超問題出たくない！？」
『山ハりは任せろーい』




今回のテストが全て返却され、私達は開放された

私の周りに集まって声をかけてくるのは、いつメン(いつものメンツ)。やっぱり私達みたいな格好してる奴らって、あんまり勉強得意じゃない奴が多くて

その中でもまだ勉強できる人間が教えて、テストはいつも乗りきっていた

私は一応勉強できる側で、山ハりも得意だから模擬テストをね





『とりまお疲れちゃん』
「お疲れ会ってことで オケろ(カラオケに行こ)ー！」
「ありよりのありー」
「私 イチキタ(一時帰宅)するー」





今日は皆の部活が無いため、久々に遊ぶ

イチキタ(一時帰宅)するやつ、このまま直行する奴とで別れて私達は学校を後に「おーい！A!!!」しようとした





『…なに』
「この度は模擬テスト作ってくれてありがとうございました」
「おかげで赤点を取らずにすみました」





ガンダ(ガンダッシュ・急ぐ)で来たのはバレー部のノヤと田中が目の前で土下座をしている

何故に(笑)

赤点取ったら遠征に行けなくなるから勉強教えてくれって言われて。私はいつメンで手一杯だったから、バレー部に勧誘しないって約束を取り付けて模擬テストを貸してやったのだ

まぁこの2人は後輩の前で恥じかきたくないとかあっただろうけど(笑)





『そりゃ良かったね』
「ところで夏休みの話なのですが…」
『のき(無し・ノー・否定する)。どーせ遠征来ないかとか言うんでしょ』





『模擬テスト見せる時の約束、忘れたとは言わせないから』と言いながら一瞥し、私はいつメンと共に学校を出た

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