神 宮 寺 く ん に 嫉 妬 す る 女 の 子 〜岩橋君の彼女は神宮寺くんに嫉妬する〜

番外編 �鵯 ページ13

・
・



貴方side



勇「Aー帰ろーぜー。」


貴「勇太っ！うん♡」




私の彼氏は同じ高校に通う


同じ２年生の神宮寺勇太。



『チャラい』『エ ロい』『女好き』って


言われてるけど


それだけじゃなくて優しくて気遣いもしてくれる


勇太が私は大好き。





けど、勇太はモテる。


まぁまぁ背は高くて顔もかっこよくて


スタイルもいいし女子に優しいし……。



モテるのだ。


ただ、私の最高のライバルは






.








.









.









.







.








.



女じゃない。



玄「あっ神宮寺〜♪」



この、可愛い系男子岩橋玄樹なのだ。



・・



勇「……Aごめん…。」


貴「もうっ勇太のバカっ！！」



まさか、帰り際に会ったからって



玄「Aちゃんごめんね？」



こいつも一緒に帰るとは。



貴「断るくらいできたでしょ！！」


勇「だって……岩橋のあの瞳を見たら…

断れないだろっ」




知るかっ


なんだ？岩橋の言うことは納得して


彼女の言うことはスルーすんの？



頭来た！！





貴「つまり、勇太は私じゃなくて

岩橋と一緒にいたいと？……じゃあ

岩橋と２人で帰ればいいーじゃん！！」



勇「はっ！？」



貴「勇太なんて…知らないっ！！」


勇「ちょ…待てよっ！！」



バカみたい。


男に嫉妬するなんて。




貴「はぁ…はぁ…」



全力疾走して、後ろを振り替える。


勇太は来てないのかな、なんて。



でも、振り返っても誰もいなくて


空しくなった。




貴「追いかけるくらい…しろよバカァ…ｸﾞｽｯ」



地面にしゃがみ込んで泣いた。



・
・

番外編 �鵺→←♪感謝♪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す