ハメられた ページ8
スーパーに着くと、まだ開いていた。
私はカゴを持って次元と店内を歩いた。
しばらく野菜だのパンだの見て周っていると、店内に閉店の曲が流れ始めた。
『じゃあ、そろそろ…ってあれ？』
声をかけようとしたのに隣にいたはずの次元がいない。
先に会計に行ったのかなと思いながら、私はレジへ向かって歩き出した。
会計の列にも次元はいなかった。
もしかして…と少し心配になりはじめたそのとき、
「コレもよろしくたのむぜ」
と声が聞こえた後に、ドサドサッといくつかの袋がカゴの中に入れられた。
よく見ると全部ベーコンと豆の袋だし、合わせて 5袋ぐらいある。
え、これ全部買えってこと？
『いやいや、こんなにたくさん買えないんですけど』
「でももう戻せねェぞ、ほら」
と言って次元が指をさした方を見ると、売り場のどんどん奥から電気が消されはじめてる。
少しは私のお給料のことも考えてほしいな〜とか心の中でつぶやきながら
私は会計の列に並んだ、というか並ぶしかなかった。
マンションに帰ると私は早速買ってきたベーコン&豆を使って超特急で夕食を作り、次元と食べた。
気まずい無言の食卓の後、食器を片付けてリビングに次元のための布団を敷いていると、
ライターの音がしていきなり次元が煙草を吸い始めた。
今まで薄い洗濯物の香りしかしなかった部屋に一気に煙草の香りが広がる。
ここのマンション禁煙じゃなくて良かったぁ…とホッとしている私に
煙草を吸いながら次元は話しかけてきた。
「そういえば、なんでAは俺に対して敬語を使うんだ？」
終わり←急げ！！
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そーだもち - コメントありがとうございます！！ 更新頑張るので応援よろしくお願いします！！ (2019年12月14日 0時) (
レス) id: 5e3ece1d5d (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - 私も金曜ロードショーから来ました！次元いいですよね分かります！！！！これからも楽しみにしてまーす！ (2019年12月13日 21時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そーだもち | 作成日時：2019年12月9日 21時
