89 ページ39
・
「 ただいま〜… 」
家に着いたのは10時過ぎ
リビングからはテレビの音が流れてくる
涼介 「 …おかえり〜 」
少しの時差で声がした
「 ごめんね?起こしちゃった? 」
涼介 「 ううん、全然 」
あきらか寝起きであろう甘い声
涼介 「 ねえ、Aさん 」
「 ん〜? 」
涼介 「 何か欲しいものある? 」
「 え?なに急に笑 」
涼介 「 もうすぐ俺ら出逢って半年じゃん? 」
パッとカレンダーを見る
そこにはいつ付け足されたのか、今月の9日に丸が付いていた
「 そっか、もうそんなに経つんだね 」
涼介 「 そ。だから何か欲しいものあるかな〜って 」
「 う〜ん、… 」
頭脳ぜんぶを使って考える
「 …なーんにもいらない 」
涼介 「 も〜真剣に応えてよ〜 」
顔を歪ませる涼介
「 ほんとだって!涼介がいれば、それだけでいい 」
……ギュッ
後ろから伸びてきた腕が少し乱暴にあたしを包む
涼介 「 もう、/// そんなことなんで言えんの? 」
「 思ったことを口にしただけだよ? 」
回ってきた腕を優しく撫でると、さっきよりもきつく抱きしめられる
涼介 「 ……すき 」
「 あたしも。 」
・
515人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めーべる | 作成日時:2018年6月4日 20時