バラムと念子�此‖膺涌�魔の愛し方 下 編3 ページ45
バラムside
放課後
約束通りAちゃんが準備室へやってきた。
勝手知ったる様に鍵をかけ
魔茶のカップを取り出している。
彼女から話があるとのことだが
今日は僕からも伝えなくてはいけない。
自身も欲に負け
随分と彼女を甘やかしているが
今一度距離感を見直す必要がある。
バラム「それで話って？」
カウンターの机に並んで座り話を促す。
魔茶の香りが漂う。
彼女は入間君からウォルターパーク事件の
引率者３人の行動について聞いたことを話しだした。
『悪魔の考え方に触れた気がして
少し怖かったです
目標への向かい方というか』
バ「そうか
人間とは大きく違うの？」
『人間より分かりやすい・・・
真っ直ぐだと感じました
それにブレないなって
でも同じところもありました』
バ「へぇ、どんなところ？」
『一人一人、考え方も行動も違うんだなって』
バ「ああ・・・とくに今例にあがってる３人はバラバラだね」
でも、目標はみな同じ。
君なんだ。
『あの、ね
すごく嫌でした
バラム先生が訳の分からない化け物のせいで
いなくなっちゃうなんて
でも・・・不謹慎だけど
嬉しく思ってしまったんです
バラム先生が優しいからの行動だって
分かってますが
もしかしたら、その』
バ「ああ・・・ハハッ
そうだね
あそこにAちゃんがいなかったら
僕のとる行動は違った
おっと」
机の上にただ置いていた僕の手をAちゃんが急に掴んだ。
マグカップが揺れてまた香りが際立つ。
バ「どうしたの、あぶないよ」
『嬉しいんです
でも
とても嫌なんです
そんなお別れ嫌だ』
バ「うん、そうだね
それは僕も嫌だ
でも君だけがいなくなるあの状況が
僕もとても嫌だった
分かって欲しい
これからは
生きて会える可能性を絶対に諦めないようにする」
『はい・・・』
涙を堪えているのか声が震えている。
『やっぱりバラム先生の答えが
1番ストンとくる・・・』
バ「その話をオペラ先輩やカルエゴ君ともしたの？」
Aが頷いた。
そして言う。
『他はダメだ！』
バ「・・・ふっハハハハハッ！
他はだめかぁー
まだまだだねえ大人なのに」
『ほんとに！
カルエゴ先生は全然納得してないのに
話聞いてますオーラ出すんです
それらしい言い回しだけど
よく聞くと全然納得してない！』
バ「彼らしいね
優しいから突っぱねることもなくて
皆騙されるんだ」
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ジア(プロフ) - 朱莉さん» お優しいコメントありがとうございます〜！！頑張り屋さんのサブノックくんに幸せを掴むことと思いますが、次描く時はあまり苦労させない様に気をつけます笑。お読みいただき本当にありがとうございました！ (2022年10月17日 5時) (
レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - 金獅子シリーズ完結お疲れ様でした！！！サブノックくんの真っ直ぐであったかい気持ちが読んでて本当に心地良かったです。御二人が末永く幸せになっている事を願います❀ (2022年10月16日 23時) (レス) @page41 id: 4569dbbd6e (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！カルエゴ先生カッコいいですよね、魅力が描ける様に頑張ります！ (2022年10月11日 21時) (レス) @page28 id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - カルエゴ先生が、かっこ良すぎます‼️(号泣) (2022年10月11日 21時) (レス) @page28 id: 20b4afefaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2022年9月26日 18時
