バラムと念子�此‖膺涌�魔の愛し方 下 編2 ページ44
『もうやめて下さい』
カ「・・・随分直球だな」
カ(比類なき旧知の悪魔から
掠め取ろうとした罰か
Aの素直さが正に痛みとして身に沁みる様だ)
『そんな簡単に命を投げ打つなんて
姐さんやケロリちゃんだって望んでなかったはずです』
カ「・・・は？」
『本当に生徒想いの
素敵な先生に担任になってもらえて
恵まれてるんだなとは思います
でも命を天秤にかけて
可能性だけで自分を犠牲になんて
もうやめて下さい
…聞く限り火種はオペラさんの行動にあるとは思いますが』
カ「あー、なんだ
話とは
やめてほしいこととは
命を粗末にすることか？」
『はい！そうです！
だってダメでしょう？
生徒にそうは教えないですよね』
カ「・・・はいすみません」
『ふざけてますね！本気ですよ！』
カ「フッ、クク・・・
あー・・・
これだから貴様の話はハラハラさせられる」
《カルエゴ先生が笑った
綺麗・・・》
『そ、そこは聞き上手なカルエゴ先生が
なんとか解読して下さい』
カ「話があると言っておいて随分と自分勝手だな
もっとも
泣きながら愚痴を聞かされるよりいいが」
『すぐその話に持っていきますね』
カ「本心だからな」
『・・・あ』
《そんな話じゃなくてよかったって言ってくれてるんだ・・・》
カ「・・・泣いたAの話は
さぞや難解だろうからな」
『・・・もー！』
カ「そろそろ時間だ
教室に戻れ」
『あ
では戻りますが
もうやめて下さいね！絶対ですよ！
話しましたからね』
カ「話は確かに聞いた」
『納得してない・・・』
カ「一考しておく
鐘が鳴るぞ」
『むー・・・はい
朝からお時間ありがとうございました！
また教室で！』
カ「ああ」
ドアが閉まり静寂が訪れる。
カ(私の身を案じていると伝えるために
早く登校したのか
Aといい入間といい
彼らの欲はいつも自身の外にある様だな
中庭での反応を見るに
この話をオペラ先輩にもして
ストレートな表現を公言していた奴のことだ
一悶着あったのだろうな
そしてシチロウにはもちろん
その内容も私に話した様子も伝えるのだろう
Aは・・・
私の気持ちには気づいていないが
それでいい
私はオペラ先輩の様に顕著な表現も
シチロウの様に上手く通い合うこともできないだろう
私は粛々と職務を全うする
彼女の自由選択の上
私の元に寄る様なことがあれば
真摯に応えるだけだ)
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ジア(プロフ) - 朱莉さん» お優しいコメントありがとうございます〜！！頑張り屋さんのサブノックくんに幸せを掴むことと思いますが、次描く時はあまり苦労させない様に気をつけます笑。お読みいただき本当にありがとうございました！ (2022年10月17日 5時) (
レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - 金獅子シリーズ完結お疲れ様でした！！！サブノックくんの真っ直ぐであったかい気持ちが読んでて本当に心地良かったです。御二人が末永く幸せになっている事を願います❀ (2022年10月16日 23時) (レス) @page41 id: 4569dbbd6e (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！カルエゴ先生カッコいいですよね、魅力が描ける様に頑張ります！ (2022年10月11日 21時) (レス) @page28 id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - カルエゴ先生が、かっこ良すぎます‼️(号泣) (2022年10月11日 21時) (レス) @page28 id: 20b4afefaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2022年9月26日 18時
