魔開師団の諸事情�検々臀匹涼陳絞�6 ページ35
そのままAが滝から
落ちた。
ドクンッ
ガルゥは追いかけながら
視界から消えて行くAの姿を目にし
体中の血管が脈打つのを感じた。
体が呼応し全速力で飛び
スピードを緩めずほぼ直角に滝に沿って曲がる。
水圧で羽を出せないAを見つけ
一目散に目指した。
ガ「おおらぁぁぁ！」
滝壺近くでタックルに近い勢いで
Aを抱える様に捉えた。
そのままのスピードで滝を通り抜け
崖に足裏をつき無理やり勢いを殺すと
足先から恐ろしい痺れが脳天まで貫く。
ガ「・・・ッ！！！」
『ゴホッ、ゲホッ、･･･ケホッ』
一呼吸置いてガルゥの腕の中でAが咽せる。
ガ「A！大丈夫か！？」
ヒュー、ヒュー、と肩で息をし上下している背中をさする。
どこか休ませる場所を探そうと辺りを見回した。
ガ「あ？」
真下を見たガルゥ洞窟の入り口の様なものを見つけた。
滝の裏、崖の麓がポッカリと口を開け
水が流れ込んでいる。
ゆっくりとそこまで高度を下げ中を覗くと
大きな空洞が広がっていた。
どこまでも続く様な洞窟ではないが
大きな洞穴だ。
少し奥まで飛べば広めの陸地もある。
入り口で様子を伺っていると
広げた羽がひんやりした空気を感じ
涼しい風が吹きだしているのが分かる。
そして何より入り口で止まってしまった理由。
水の青がドーム状の天井に映り
優しく光る青の世界が広がっていた。
ガ「これは…絶景だわ」
ゆっくり羽を動かし陸地に着地する。
ガ「A、降ろすぞ
座れるか？」
抱えていたAは時折咳き込んでいるが
だいぶ呼吸は落ち着いたようだ。
返事を返す様にガルゥのTシャツの胸元を
ぎゅっと掴まれ、その仕草に本当に胸を鷲掴まれる。
降ろしたくなくなった気持ちを抑え
ゆっくり地面にAを座らせた。
『ガル、ゲホッ団、ちょ』
ガ「ん？無理すんな？」
『ごめ、なさい』
泣きそうな、というか既に涙目で謝る姿に
ガルゥはやっと安心感が込み上げ力が抜けた。
と、同時に先程までは焦りと衝動で動いていて気づかなかった「恐怖」に襲われる。
Aも勝っていたパニックが落ち着き
同じ状況になっていた。
自分だけではない
お互いに
相手に何かあったらどうしよう
という恐怖だった。
ガ「よかっ・・・たぁ〜〜〜」
ガルゥが体が動くままにAを抱き寄せた。
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ジア(プロフ) - 朱莉さん» ありがとうございます！強敵と見て頂けたなら幸いです･･･このシリーズのオリアス先生が下衆過ぎてリード君が苦労症過ぎて心配がありますが、楽しんで頂ける様頑張ります！早速の反応頂けてとても嬉しいです！今後もよろしくお願いします！ (2022年8月18日 2時) (
レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - リードくん編待ってました！！オリアス先生大人の余裕のようなものがあって強敵感凄くて好きです！…遂にリードくんとオリアス先生の対面ですか…！これからが楽しみです！更新頑張ってください！！ (2022年8月17日 23時) (レス) @page23 id: 4569dbbd6e (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうこざいます。好きなシリーズを教えて下さるのはとても嬉しいです！あのシリーズのリード君には苦労させて申し訳ないなと思っているのですが今シーズンも苦労させます（笑）見て頂けるだけで彼も報われると思います！出来るだけ更新できるよう頑張ります！ (2022年8月14日 23時) (レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 一番好きなのはやっぱ｢デートwithリード｣ですね…!!もう、かっこ可愛過ぎる…!!このシリーズを最初に見た時、めっちゃキュンキュンしたんですよ!それからずっとお気に入りです(*´ω｀*)更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2022年8月14日 7時) (レス) id: e862c91e4d (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがたい1コメありがとうございます！全部の話お読み頂いた様で感謝しかありません！お気に入りのシリーズなどありましたら教えてくれたら嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2022年8月10日 22時) (レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2022年8月6日 20時
