デートwithリード�掘＿畔拔�編4 ページ6
シ「こんにちは、いらっしゃい」
『はじめまして、バビルス1年のAです。おじゃましてます』
シ「リードがいつもお世話になってます。
リードにもお利口な友だちいるのね」
「ジュースありがと！はい、出て」
シ「えー、ん？何これ」
こたつに興味津々のシャッキー。
『私も今日初めて使ったんですけど、すごく快適です！』
シ「へぇ〜準備万端ねぇ」
にやっとリードを見やる。
「〜っ！もういいから出っ」
『お姉さんも一緒に入りませんか？大人の女悪魔の知り合いなんて居ないからお話したいです』
シ「まっかわいい。
私も妹欲しかったの〜お邪魔しちゃおうかな」
「え゛ー！！！」
よく見ると持ってきた一式には
コップが３つあった。
(確信犯！)
シャッキーがまたニヤリと笑う。
-
しばらくたった。
3 人はこたつでまったりしている。
正確には女悪魔2人は和気藹々だが、男悪魔は若干不満そう。
リ(思ったより姉ちゃんもAちゃんを気に入ってくれて良かった、けど)
シャッキーとAは女子トークで盛り上がっている。この間に勉強すればいいのは分かっているがするわけがない。
シ「Aちゃんも今度サバト来る？」
『えっ、シャッキーさんのお友達なんて大人ですよね、合わないですよ』
シ「あはは、その辺りは考えるわよ」
「ダメダメ！絶対ダメ！」
シ「決めるのはAちゃんでしょ」
「〜！」
頬を膨らせて角としっぽをふらふらさせてまた黙る。
後ろ手をついて背伸びするとAのしっぽが目についた。
ハートのしっぽがふわふわと床を這って左右に揺れている。
「・・・」
ぱしっ！
『！？』
リードのしっぽがAのしっぽを絡めて捕まえた。
(なんか手繋ぐ感じに似てる
・・・気持ちいい)
離すことなくゆらゆらしている。
対面側にいる姉には見えていない。
Aもバレてはいけないと思ったのか口をつぐんで焦った様にリードを見やる。
リードは横目でしっぽを見ていたが、Aの視線に気づき見返す。
ニィッとイタズラな笑みを浮かべた。
《出たっ！》
アクアケースの夜と同じ強引リードだ。
ぐっとしっぽを引いても離してくれない。
《これは敵わないやつだよ・・・》
シ「あの引き出し、見た？」
『あ、さっき見せてくれなくて』
「！？
何の話？姉ちゃんなんか知ってんの？」
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作者名：ジア | 作成日時：2022年6月30日 18時
