魔開師団の諸事情II アリス編 ページ19
シリーズ2作目です。
Aさんは魔開師団員でジャズと同学年です
団員全員から可愛がられています
no anyone side
ジャズとAは授業後一緒に1年棟から師団室へ向かうのが日課になっている。
ジ「うわっ」
ドアを開けたジャズが中を見て立ち止まった。
『ジャズ君?どうしたの?』
ひょっこりと脇から覗きこむ
ピンクの髪の不機嫌そうな男性が団長と立っていた。
『あっ、アブノーマルの!』
ガルゥ「よーうA、アンドロ。驚いたろ」
そう言うとユニフォームのローブを彼に手渡している。
ジャズはいつの間にか団長がAを呼び捨てにしだしたことがチクチクするこの頃だ。
ガ「彼の師団
生徒会の許可が下りるまで活動停止になっちゃってな
しばらくここに所属することになった
再開には俺の承認が必要なんだとよ」
『へぇ!同じ1年のAです。よろしくお願いします』
アリス「アスモデウス・アリスだ。よろしく頼む」
『団長!優秀な方が来てくれて良かったですね!』
ガ「おお!早速、良質な炎出してくれよ」
『ちょっ、団長、さすがに不躾ですよ!』
2人をよそにアリスは離れて、ローブを身につけ始めた。
ガ「クールだねぇ・・・なぁ話しようよ!」
ア「・・・」
ジ「アスモデウスはクールなヤツですよ。入間君のこと以外」
ガ「なるほど!じゃあ・・・」
団長とアリスが入間について会話を始めたためそれぞれが作業に移る。
『団長!?』
10分後、Aの声でみんなが集まると、アリスの前で真っ白になった団長が発見された。
『入間君て影響力大きい人なんだね』
ジ「あるかもなー、アスモデウスは異常な程だけど」
アリスは在籍し始めて数日が経っても一向に馴染まなかった。
それでも勤勉なのか毎日出席し、活動自体は真面目に参加していた。
度々色々な人が声をかけたが、同じクラスのジャズ含め、関係がないことには一切興味を示さず玉砕していた。
団長はあの性格もあり何度でも話しかけたが
他の皆は「彼はそう言う人なのだ」と慣れていった。
それは備品置き場に機材を仕舞いに来ているAも同様である。
『うわ、高いとこだな
ジャズ君について来てもらえば良かった』
背伸びをして荷物を棚へしまっていく。
『あっ!』
手が滑り機材をが落ちそうになりヒヤッとした瞬間
ピタリと荷物を支えた手があった。
『アスモデウス君、ありがとう!
ケガしなかった?』
魔開師団の諸事情II アリス編2→←体調を崩したら プルソン編2 完
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作者名:ジア | 作成日時:2022年6月30日 18時