ダリ先生、これは経費で落ちません�将� ソファの秘密編6 ページ44
ゼゼは思いの外
拒否しなかった。
なんなら少し照れつつも
カウンター越しのなでなでを甘受している。
「気持ちいいかい？」
ゼ「そうとも言えますね」
「明日落とし物はしないですみそうかな」
ゼ「しちゃうでしょうね」
「しちゃいますか」
ゼ「学生証は落とさない様に気をつけます」
「ハンカチと扇子も気をつけなさい」
ゼ「落とします」
「なんて子だろうね…」
衝立の向こうの
動けないAは
表情は自由で、見る限り楽しそうではない。
《何してるんだろ
仲良くなってるみたいでよかったけど
でも、今は、それより》
ダリが手を離すと
撫でやすい様に軽く前傾していたのか
姿勢を正した。
「落とし物をする予定なのは明日のアレ？」
ゼ「はい
ルーキーハントで
きっと私はもみくちゃに人気でしょうから
落とすでしょうね」
《やめてよアレホントに落とし物多いんだから！
ねぇ…いつまで話してんの
解散するまで私解放されないのかな…》
「彼女に怒られても知らないよ
ただ
ゼパル君には
いい出会いがあることを願ってるよ」
ゼ「…失礼します」
「気をつけて帰って」
《終わりそうっ…！》
ゼゼはカウンターの遺失予定物を回収し
くるりと背を向けて帰っていった。
ダリは勝手に本日終了と小窓を封じ
同じくくるんと振り向いて衝立の向こうへ。
固まったままのAの横に
ドサっと腰掛け
体ごと向けて微笑んだ。
「あの子話せば面白いし可愛いじゃない」
『・・・』
「ああ、ごめんね」
チャックを引く様に
人差し指をフッと右から左へ動かすと
Aは口だけ自由になる。
が、辛そうな表情のまま何も言わない。
彼女のことだから
仲良くできてよかったとか
早く解いてくださいとか
気遣いがすぎるか
もっともなことを言うかと思ったのに
ちょっと泣きそう。
「え…ごめん、本当に怒った？
あ…寂しがってる時においてった、から？」
縋るように見つめるのと睨むの間の熱視線。
「え、と…」
困り果て抱きしめようとすると
『…ぃ…』
「ん？なぁに？話してごらん？」
『トイレいきたい…ですっ』
「・・・！
ごめんごめんごめんごめん！」
手を一度叩けば解ける魔術を何回も叩いた。
自由が戻ったAに手を差し伸べると
『1人で行けます！』
「あそうか、どうぞ！」
抱えるようにして足をソファの座面より高く上げ
大袈裟に道を開けるとAが小走りで出ていった。
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ジア(プロフ) - シアさん» お待たせいたしました、season23にてロビン先生夢開始いたしました。まだまだご期待に添うには実力不足でございますが気が向かれましたらお立ち寄りください♪この度は機会をいただきありがとうございました！ (1月11日 7時) (
レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - シアさん» おお！チマちゃん学年ですね！楽しくなってきました〜色々ありがとうございます。本当にお待たせしてしまって心苦しいのですが始まった際ごらんいただけたらぜひお願いします！ (11月25日 6時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - チマちゃんの学年でお願いします！ (11月24日 21時) (レス) id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - シアさん» ロビン先生→夢主ちゃん承知しました！こちらからも最後に、学年はご希望ありますか？キリヲ君、アメリさん、入間君（問題児かは検討させていただきます♪）、チマちゃんのどれかの学年もしくは指定なしでご希望あればお願いします！ (11月24日 21時) (レス) id: 05ea9076ea (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - ありがとうございます！追加で申し訳ないのですができればロビン先生が夢主にアタックしていくという感じでお願いしたいです！ (11月24日 17時) (レス) id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジア | 作成日時：2023年10月8日 19時
