はしゃいだバカが1番偉い。連載短編集 season21

学校でもキスしたい彼ら　ロビン編【1周年記念　過去のしてみたやってないキャラで】 ページ37

ロビンside

したいならすればいいのに！


-付き合う前

「怪我はない？」

ある時助けた女生徒のA
後日お礼と

好意を伝えてくれた

断ったけど何度も来てくれて
僕はその度にちゃんと聞いて
気持ちに本当に感謝して断った

でも


『！？』


ある時、近くに来てくれた君
その日は告白されてもないのに
気づいたら頬にキスしてた


「あ」




-付き合いたて


「誘拐っ！」


1人中庭を歩いてたA

木から飛び降りて
君を抱えて
すぐ大きな木の上に戻った


『ロビン先生！？なっ、なんですか？』

「姿見たら触りたくなっちゃって」


生い茂って見えない場所で
抱きしめたり撫でたり

恥じらいながらも
気持ちいいのか大人しくしてるのが可愛くて


おでこにキスした


顔を真っ赤にして俯く


可愛い！


『あ、の、ロビン先生』

「Aは可愛いね！」


頬を染めて固まっちゃって
こっから先はもうちょっと様子見かな



-ラブラブ期


驚いて赤くなるAは可愛いけど
心が追いつかなくなるのも心配だから

しばらくキスは
ほっぺ、おでこ、瞼、指先…

我慢はしてるけど
君が笑ってくれてれば
僕は幸せ


「ポポポポポトフ〜今日はポッ」
『ゆうかっ…んん！？』


1人で中庭歩いてたらAが降ってきた

思わずお姫様抱っこでキャッチ


「どうしたの？ゆうかって何？」

『いつもの誘拐されちゃうの
真似したくて…』

「なるほど」


君を下ろし両腕を広げると
僕に腕を回して持ち上げようとするけど
全然ダメでうんうん唸ってる



『ピャッ！』



ハグしてピョンと飛び上がり
太い枝に着地して誘拐されてあげた


「わー助けてー！これでいい？」


ブンブン頷く


「次は？」


…僕を撫ではじめた

セクシーな手つきではないけど
頭、頬、腕とかペタペタ

嬉しいけど


「なぁに？」

『き、気持ちいいですか？』

「うん」


嬉しそうだ


『私も誘拐されてなでなで気持ちよくて
その、あとの、キスも嬉しくて
だけど、だから…』


Aが僕にキスをした

唇に

正確にはちょっと右にズレたとこに


『アレ？できてました？』

「ここにキス、したかったの？」


ちょっと照れてからまた頷いた

だからって自分から誘拐してキスするなんて

僕は思わずニッと笑ってしまった


「Aは、本当に可愛いね」


あのね、キスはこうするんだよ

ちゃんと唇の重なる、それだけのキスをした


いろんな表現があることは
またいつか教えてあげるね


完

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