アリスの宝物Ⅻ 秘密 編6 ページ9
イ「お付き合いする僕とAちゃんをまとめて守ってくれてもいいけど…?」
「・・・」
イ「ちょ?アズ君?それもいいかもみたいな顔しないで?」
「え?」
ク「いるまちー!アズアズ!一緒に撮ろっ!!」
体力的な意味で若干疲れかけているAの横でクララが全力で呼んでいる。
「どんな撮影をしたのだ」
イ「元気だなぁ、今行くよ!」
-
(母上…珍しく真面目な意図かと思ったが)
後日日帰り温泉旅行にやってきた2人。
アムリリスが抑えたのは小高い場所にあるオリエンタルな温泉付き貸切コテージ。
ボーイが説明を終えて退室したところだが
アリスは難しい顔。
ここにはダヴィデの送りで来たが
去り際に耳打ちされた。
ダ「お母上からご伝言です
【アムちゃんお風呂つきのお部屋1つしかとってないからちゃんとAちゃんのんびりさせてあげてね?別々に入るなんて野暮なことしないで背中流してあげるのよ、いいわね?】とのことです
またダヴィデとしましてはやはりご一緒に入られるのがよろしいと思う一方でアリス様におかれましてはくれぐれも行き過ぎた行動をご自制なされます様…」
腕を組んで聞いていたアリスはみるみる顔を赤くしてダヴィデを追い返した。
思い返しても顔がカッカするアリスをよそにAが室内をフラフラとし出した。
目をキラキラさせてキョロキョロ見て周り
ある扉の前で止まり色々な角度から見ている。
「・・・触ってもいいんだぞ」
『!』
ずっとポシェットのリードを握りしめて視線だけで観察していたがGOサインに見るからにわくわくしてドアノブを引いた。
(楽しそうだ…来てよかったな)
『わぁ…アリスお兄様、あの…』
「どうした?」
何か訴えたそうな視線に少し微笑んで近づく。
浴室へ続く洗面スペースだった。
広く明るく、浴室との仕切りは擦りガラスで先は見えない。
「おお、立派だな」
『あの窓の先
一緒に、見て下さいませんか?』
「・・・Aから何か誘われたのは初めてな気がするな
となれば断るわけはない」
『そ、そうでしょうか
すみません』
「なぜ謝るんだ
行こう」
Aの背に手を添えて軽く押す様に引きガラス戸に近寄ると彼女がアリスを見上げた。
せっかくだからと彼女に開けるように視線で促すと、ゆっくりカラカラと音を立てて戸が引かれた。
『うわぁ…』
「ほう…絶景だ」
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ジア(プロフ) - サランさん» season13までお読み頂きありがとうございます!リード君夢でオリアス先生にも注目して下さってこちらこそ感動です!その辺にいそうなダリ先生…楽しんで頂けたら良いのですが…イチョウ先生私も見たいです笑!駄作だと思いますがいつかご披露できる様に頑張ります! (2023年2月28日 7時) (レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - イチョウ先生の小説!まだまだ少ないのでぜひ見たいです!楽しみにしてます!やっとseason13追い付きました。オリアス先生の話(教師であることを選んだとこ)に感動しました!ダリ先生の話も好きなのでうれしいです( ´∀`) (2023年2月27日 21時) (レス) @page46 id: 61588fc94f (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - おはなさん» 3…3!?光栄です!ジャズ君素敵ですよね、彼のお話はseason1〜の古参で思い入れのある作品なので嬉しいです!つまりそれだけ長いのを3周もやはりありがとうございます。温かいコメントのおかげで頑張れます!ありがとうございます! (2023年2月22日 7時) (レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - コメント失礼します!ジャズくんの話が好きすぎて今三週目してきたところです!笑 これからどうなるのかすっごく気になります…!ジャズくんの夢小説少ないので素敵なお話に出会えて嬉しいです!これからも無理のない程度で更新頑張ってください。応援しています! (2023年2月21日 22時) (レス) @page33 id: d3a170c745 (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - 胡蝶さん» うわぁ…なんて嬉しいお言葉でしょうか。色々なタイトルを読んで下さってありがとうございます。お好きな作品をお聞きできるのはとても感激です!これからも頑張りますのでよろしければお付き合い下さい! (2023年2月21日 18時) (レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジア | 作成日時:2023年2月7日 3時