はしゃいだバカが1番偉い。連載短編集 season13

家事を一緒にしてみた　ただただできない組 ページ46

恋人の彼に家事をしてもらい取説にまとめました
取説であり悪口ではありません
お好きな年齢で♪

彼「」()



ツムル
できないしやらない
こだわりは強い
魔術でカバーするか甘え上手で乗り越えてきた
実は育児なら才能がある
カップ魔ーメンを作るのは誰にも負けないという謎の名台詞を残したことがある


『ちょっと片付けようよ〜』

「さすがに汚いよね
手伝ってA〜」

『自分でもやるんだよ？』

-

『何してるの？』

ギクッ

手にはアクドルの雑誌

『サボってる！』

「違う！刊行順に並べてる！」

『嘘！開いてた！もう全部捨てる！』

「ダメ！お願い！」

『ならさっさと！』

散乱したグッズをトントンと棚へ並べる。

「違うよ！その子はポジション右だからタオルのディスプレイ逆！」

『うるっさい！』


わぁわぁと片付けは続く。
Aさんは本気でイライラしてるけどツムルはイチャイチャしてるつもりだから気をつけて。




オリアス
食事はお菓子とジュースでいい
何時間でもゲームできる
服は全部ブランドで基本クリーニング

家事を最低限しか必要としない生活をして来たためやれと言うとひどく怪訝な顔をして動くまでが極端に遅い
最低限できるせいでおもてなしとか身嗜みとかそっち方面は非の打ちどころがなく仕事着を着ると紳士に見える罠
根が真面目なのとAさんとロビンの指導でできる様にはなって来た

そもそも自室は物がなく散らかってはいない
今後の課題は自室の大量のゲームと学校の天体模型で散らかる作業スペースのない机の整理



(…絶叫ソーダはアルミ)

カコン

(極甘魔フェオレ…スチール)

カコン

(地獄チップ…あ、洗うヤツ)

洗ってプラゴミ

(明日資源ゴミ…ア魔ゾンの段ボール)

しばる

「次は…ゲーム」

《ゲームも分別ルールみたいになってる…》

ルールはきちっと守るため口酸っぱく言われたゴミ捨てに関してはハイランク




アガレス
やる概念がない
納得がいけば努力するしできるようになるが説明が長いと寝るためAさんの根気にかかっている
自分でやった方が速い、と思う悪魔があとを立たないが彼の本気を見ないのは勿体ない


「ガープ、おにぎり教えて」

ガ「作るでござるよ？」

「教えて」

ガ「ハッ！A殿の好きな具は何でごさるか！」

「今はなんでもいい
やり方は同じでしょ」

ガ「それぞれコツがあるでござる！」

「…やきたらこ」


ちゃんと知ってます



完

アガレスとお料理→←心からのお礼や小噺

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す