釘崎が命を賭けられる理由 ページ30
私が小1の頃、東京から村に越してきた沙織ちゃん
お人形さんにたいに可愛くて、聖母みたいに優しかった、沙織ちゃん
そんな沙織ちゃんを村の奴らは、仲間外れにした
「田舎者を馬鹿にしている」と勝手に被害妄想を膨らませて沙織ちゃんを追い出した
キモチ悪いったらありゃしない、聞いたことのない名前の手作りのお菓子を
「お店のはもっとおいしいんだよ」と笑って
「だから言ったろ!!一人は危ねーから真面目にやれって!!」
呪霊を祓った後、虎杖が釘崎を
「一人は危ないなんて言われてないわよ!!」
「言っ………ってなかった!?」
「つーか何食って育てば、素手で壁ブチ破れんのよ!!」
「鉄コンじゃなかったんだよ!!」
「鉄コンじゃなくても無理よ普通!!」
「俺もしこたま気変えたけどさ、オマエなんで呪術高専来たんだよ?」
「田舎が嫌で東京に住みたかったから!!」
「えぇ!?」
「お金のこ 事を気にせず上京するには、来るしかなかったの」
「そんな理由で、命懸けられるの?」
「当たり前でしょ、私が私である為だもの」
あの村にいたら私は死んだも同然、沙織ちゃん私、東京に来たよ
…いつか会えたら、あの時言ってたお店、連れていってね
「そういう意味ではアンタにも感謝してる私が死んでも私だけ生き残っても
……明るい未来はなかったわ」
「まあ…理由が重けりゃ偉いわけでもねーか」
「ハイ!!お礼言ったからチャラー!!貸し借りなーし!」
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作者名:神樂颯稀(Macoron) | 作成日時:2021年9月29日 19時