二人目の中間管理職２

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望「で、今日のプランは？」


錦「水族館。」


望「おっ！ちょうどええやん。」


錦「何に？」


望「俺の気分に。」


錦「あっそ。」


望「なんやねん。そっけないなぁ。」


　遅刻してきたのに一言もないからやろ。



10:30

望「とうちゃ〜く。いやぁ、長かったねぇ」


錦「お前ずっと寝てたやんけ。」

　着いたのは東京から少し離れた水族館。結構でかくて設備もちゃんとしてる。俺が前から行きたかったとこや。平日だからか人はほとんどいいひん。

望「俺、水族館来たの２回目くらいやわ。」


錦「２回目！？」

　こいつこんな楽しいとこ２回しか来たことないんか？ 人生損しとるわぁ。

　とりあえず俺たちは入り口から近いところから回ることにした。



12:30 水族館内のレストラン前

錦「あっ、レストランや。もう昼ご飯食うか。」


望「それ２時間前からずっと言おうと思ってた。」

　２時間前って着いたときやん…。

店「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか？」


望「えっと、、僕カレーライス！」


錦「僕は〜、冷やし中華で。」


店「かしこまりましたごゆっくりどうぞ。」


望「・・・、ここの冷やし中華、前に誰かから聞いたんやけど、あんまりおいしくないらしいで。」


錦「そうなん！？ 知ってたんならもっと早く教えろや！」


望「いや、知ってて頼んでるのかなぁ思て。」


錦「なわけあるか。」


望「でも、亮の口には合うかもやん。」



店「おまたせしました。カレーライスと冷やし中華です。」


望「うわぁー！かれーめっちゃうまそ〜！」

　こいつめっちゃこっちに目線送ってきとる…。ほんまこういうとこ性格悪いな。

　しかもそのカレー、から揚げ付きやん…。

錦「・・・・。」


望「どうしたん？早よいただきますしようや。」


錦「うん。」


錦・望「いただきます」


望「冷やし中華おいしそうやん。」


俺「じゃあ交換して？」


望「俺冷やし中華苦手。」


錦「じゃあから揚げ１個ちょうだい？」


望「え〜、、嫌だ。」


錦「けち！なんで？」


望「だって俺から揚げ好物やし。」


錦「っ１個くらいええやんけ！」


望「ん〜〜・・・。」


錦「なんやねんお前。一人っ子か！」


望「ちゃうし。３人兄弟やし。」


錦「・・・・・・。」


望「ちょっ、その顔やめてや。」


錦「え？」


望「その子犬みたいな顔！」


錦「子犬ちゃうわあほ！」

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