未練、想い【五条悟】 (ページ29)

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・握手会ページ29

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さっき自販機で買った水を一気に飲み干して携帯を確認する。

……つかない、充電切れてる。

充電器差し込んで先にシャワーを浴びた。

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シャワーから上がると着信がいっぱい入ってたことに気付く。

メッセージもいっぱい来てる…

東堂くん不在着信

東堂くん死んだか?明日の高田ちゃんの握手会、連絡つかなかったら高専まで行く

東堂くん高専向かってる

うそ、今日だっけ！

慌てて電話かけ直すも繋がらず。

急いで準備をしてると電話がかかってきた。

「マイシスター寝坊か？もう高専着いたぞ。」

『ごめんね、すぐ行く！』

カバンに握手券3枚入れて正門へと走った。

正門に着くと東堂くんと夏油が話していた。

『ごめん、遅れた！』

「遅いぞ。」

「昨日は悟とお楽しみだったのかな？
気を付けてね、いってらっしゃい。」

『行ってきます！』

都合の悪い事は聞こえなかったことに。

わざわざこんな山奥まで来てもらって本当に申し訳ない。
帰り何かご馳走しなきゃ。

会場に向かってる最中、仕事用の着信音で電話が鳴った。

『伊地知、どうしたの』

「あ、お休みのところ本当にすみません。推定特級と思われる呪霊のところに大至急行ってほしくて…」

『ええ！？夏油とか五条は？！』

「夏油さんは他の任務、五条さんは連絡がつかなくて……」

五条家帰るって言ってたもんな…

『…場所は？』

「位置情報送ります。」

位置情報は渋谷のビル屋上。
嫌なこと続きすぎじゃない？

せっかく高田ちゃんと会えるのに。

『…わかった、行くから心配しないで。
今近くにいるからそのまま向かう。』

「くれぐれも帳を忘れずに、迎えは行きますので。」

『……特級案件で任務来たから先行ってて！時間までに終わらせて追いかけるから。』

「シスター、2人で祓えば早く終わる。手伝うぜ。」

『相手は特級だよ、死なないでよ？』

東堂くんならいいか、と思って2人で目的地へと向かった。

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