未練、想い【五条悟】

・再会 ページ12

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あー、良く寝た。

五条に会って最悪だったけど一晩寝たらスッキリした。


初日だし気合を入れて身支度をしてから部屋を出る。




『えーっと、職員室は確かこっち……、ビンゴ。
一番乗りじゃん。』




職員室には自分のデスクが用意されてあり資料が置かれていた。




「おはよ、A。」

『あ、おはよ夏油。早いね。』

「Aこそ早いね。」

『初日だからね、気合入れて…』




デスクに置かれた資料に目を通す。

生徒たちの情報か。




「わからないことあったらいつでも聞きにおいで。」

『うん、ありがとう。早速なんだけど私はどこで何をすればいい？』

「なにも聞いてないのかい？」




夜蛾学長何も教えてくれなかったし。虎杖くんの監視ってなに？




『なーんにも、』




夏油は呆れたように笑った。




「主に悠二の監視だよ。監視といっても常に一緒にいるわけじゃなくていいみたいだし、あとは授業とか？そこは京都と変わらないと思うけど。」

『ふーん、任務に同行する感じ？』

「そうだと思うよ。まだどうなるかわからないからね。」




夏油に生徒の特徴とかいろいろ教えてもらって、五条が1年の担任ということも知った。

…必然的に会う形になるのね。



ガラっと職員室の扉が開き、五条と白衣を着た硝子が入ってきた。




「おはよ、夏油、A。」

「おはよ硝子。」

『おはよう。』


「おっはー！」




五条は馬鹿うざい挨拶し、自分のデスクへと座った。
(隣なんだけど！)


夏油と硝子は笑ってこっちを見ている。




『ご、五条、今日からよろしくね』




それだけ伝えて逃げるように職員室を出た。




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