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『……あ、お財布忘れたから取りに行って来てくれない?』

「どこにあるの?」

『カバンの中。お願い、行って』



野薔薇ちゃんの背中を押す。
売店の前にはさっきの男たちとその仲間?がいた。




男1「へ〜、あの子逃すんだ。いいの?お姉さん1人だけど。」

男3「可愛いねー、良い体してるし。さっきのこと謝ってくれたら一発でいいよ。」

『お前らこそ謝れよ、大事な生徒傷付けてさ。』

男4「お姉さん先生だったの?生徒守るいい先生だね〜」

『…行け』




蝶に扮した式神を飛ばす。多分五条が気付いてくれる。




男2「独り言?あのボディーガード達は来ないの?
…まあ来たところでボコるけど。」




「こっち来いよ。」と肩を抱かれて売店の中、従業員スペースへ。

仲間で群れないと何もできない奴らめ。




『1人の女に寄って脅すような事言って恥ずかしくないの?』

男2「口は達者だな!」




振りかざされた手。




『…当たるわけないよ。』




飛んできたパンチを素手で受け止める。

こっちは何年も素早い呪霊と戦ってるんだから。一般人の攻撃なんて擦りもしない。




男1「お姉さんさ、立場わかってんの?俺らにやられてもいいの?それともそういう願望あんの?」

「お兄さんたちこそ立場わかってんの?それともそういう願望?
…A呼んだでしょ、来たよ。」

男2「こいつどこから来やがった!やれ!」




男たちが一斉に五条へ向かうが、額にトンと指を突かれて眠る。




「一人で無茶するんだから。僕が来なかったらどうなってたかわかってるの?」

『1人でもどうにかしてたよ。野薔薇ちゃんに会わせたくなかったし。』

「ジュース買って戻るよ、みんな待ってるしさ。」

『…来てくれてありがとう。』

「貸しだよ。」




ジュースを買ってみんなの元へ戻る。




『ごめん、ポケットに財布あった!』




みんなにジュースを渡し、少し休憩してからまた遊んで、

開催されていた裸足で50メートル走に虎杖くんが参加して優勝した。


日が暮れて、夜は花火をした。




「さー、帰ろっか。」




ホテルをチェックアウトし、荷物を車に積む。




「運転するけど、」

『いや、ここで貸しを消費させて。』

「んじゃ、お言葉に甘えて。お願いしよっと。」



高専へ向けて運転する。

後ろの席から寝息が聞こえるからバックミラー越しに見ると3人仲良く寝ていた。



なかなか散々だったけど、また海行けたらいいな。



夏の思い出。




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くまこ(プロフ) - すみっことかげさん» 一気読みお疲れ様です(・・;)ありがとうございます!頑張ります! (2021年8月12日 1時) (レス) id: 45252353b5 (このIDを非表示/違反報告)
すみっことかげ(プロフ) - 一気読みさせていただいております!続編も応援してます!! (2021年8月11日 0時) (レス) id: 836ec41816 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - |†し="む†=ろうさん» そうなんです!5個前の話からそういう展開になりました! (2021年8月10日 23時) (レス) id: 45252353b5 (このIDを非表示/違反報告)
|†し="む†=ろう - ちゃっかり僕の彼女って言ってる...? (2021年8月9日 23時) (レス) id: 8436b1798d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - Rayさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年8月8日 18時) (レス) id: 45252353b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2021年7月28日 21時

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