男 ページ7
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5年前、俺はある一人の女を捕まえた。
俺は、あるグループみたいなもんに入っていた。
皆、仲が良くて毎日楽しく過ごしていた。
なのに、突如壊された。
マフィアとか言う奴等が、俺達の仲間を殺した。
生き残ったのは、俺を含めて5人しかいなかった。
ある事件の濡れ衣を、俺らのグループが被せられた。
マフィアは俺達の基地に乗り込んできて、徹底的に殺していった。
その後、本当の犯人は殺されたらしい。
生き残った俺らは、マフィアが謝りに来るのを待っていた。なのに来なかった。
俺らはそれが許せなかった。大切な仲間を殺されたのに……。間違えて殺されたのに……!!
後日知ったよ。俺らを襲ってきたのは、太宰治っていうやつだったことを。
そして、俺と同じ能力を持つ者だということを。
・
捕まえた女が太宰の妹だということは調査済み。
太宰には事前に連絡してあった。
『妹を連れ去った。俺は、お前に仲間を殺された。覚えてるか?それとも、今まで殺してきた奴が多すぎて覚えてねぇか。』
「……妹をどうするつもりだ……!!」
『助けに来てみろ。妹の命はねぇぞ。俺は、お前と同じ能力を持つ異能力者だ。』
電話の向こうで、コップを落とした音がした。
驚きを隠せねぇようだな(笑)
『妹の誘拐を誰かに伝えてみろ。殺す。お前も、妹も!!……覚悟しろ。』
結局、助けが来ちまったけどな。渡す直前に女の首を切った。
あぁ……太宰の絶望した顔が思い浮かぶぜ……(笑)
覚悟しろ……、お前が俺らにしたことを、そのまま返してやる。
・
・
『太宰〜、さっきなんで電話切ったんだよ?俺に逆らえると思ってるのか?Aの命はこっちの手にあるも同然。……お前は、俺を覚えていない。』
「……殺した相手を覚える必要などない。」
『ハハッ。探偵社のときとマフィアのときじゃ、話し方が別だな。今は……マフィアか。』
「……妹はどうやったら治るんだ。」
そうだよ……、こいつはいつもいつも妹ばっかで、俺を思い出そうとも
しない。
それが一番……気に食わねぇ。
『自分で考えろ。なんなら、俺の仲間の薬作ってるやつに、解毒薬作ってもらえるように頼んでもいいぜ?』
「……頼む。解毒薬を作ってくれ。」
『ハァ?“作ってください”だろ?』
「……作って……ください……」
屈辱に満ちたその声……最高!!(笑)
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Rin(プロフ) - 完結おめでとうございます。とてもよかったです (2022年7月16日 0時) (レス) @page27 id: 4ae69cd508 (このIDを非表示/違反報告)
愛実(プロフ) - きえさん» ありがとうございます!トリップ小説にもコメントくれ?本当にありがとうございます! (2016年9月4日 19時) (レス) id: 51dbbb2d03 (このIDを非表示/違反報告)
きえ(プロフ) - めっちゃよかったです!! (2016年9月4日 14時) (レス) id: 3aafe91e2f (このIDを非表示/違反報告)
愛実(プロフ) - 文豪ストレイドッグスさん» ありがとうございます!完結しちゃいました(笑)新作をもう見てくれたんですか!?ありがとうございます! (2016年9月3日 19時) (レス) id: 51dbbb2d03 (このIDを非表示/違反報告)
文豪ストレイドッグス - 完結おめでとうございます!とても面白かったです!!!新作も面白かったです!!! (2016年9月3日 18時) (携帯から) (レス) id: 0b69676c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HQ&進撃 | 作成日時:2016年8月18日 18時