事件の真相 ページ13
Aside
私達は、資料室にいた。ここには、マフィアに関係することが全てある。
だから、お兄ちゃんの事件についても……
「あった!」
「本当か!?早く調べるぞ!!」
「うん!」
そこには、お兄ちゃんの担当した事件についてが載っていた。
5年前のあの日に近いものは……
「ねぇ、これじゃない!?」
「見せろ!」
そこにあった内容は、
******
犯人:島崎ヒロ(グループ)
太宰治が仕事をしていた場所を、爆破。
太宰治と共に仕事をしていた者は、200を超える。その内、残った者は10名以下。
よほど強い爆弾だったと思われる。
太宰治がそのグループを潰しに行っだが、本人は否定。
その後、マフィアから逃げる際に、足を踏み外し島崎ヒロは階段から落下。一部記憶を失ったが、生き残った仲間から、「他の仲間は死んだ」と聞き、ショックで間違った記憶を思い出しているようだ。
マフィアを狙ったのは、仲間の作った爆弾を試したところ、その場所がたまたま太宰治の仕事場だったからだと思われる。
その後、島崎ヒロはマフィアに手紙を何度も送り付け、太宰治の妹、太宰Aを誘拐。
助けたのは中原中也。
太宰治がマフィアを抜けてからは、マフィアへの攻撃は一切無い。
******
記事にはそう書いてあった。そして、100通以上の手紙が置いてあった。
全てお兄ちゃん宛で、内容は
「死ね」「許さない」「必ず復讐する」「妹も、お前の命も奪ってやる」
そのような内容ばかりだった。
「太宰はずっと、俺達にこの手紙を隠していたんだな。」
「一人で抱えられる問題じゃないのに……!」
「織田作之助、そいつの言葉の為に太宰はマフィアを抜けたと思っていたが……お前の為でもあったんだな。」
ホント、どこまで優しいのよ……。
「お兄ちゃんに伝えなきゃ!男の正体と、この事件の事を!!」
「あぁ!!」
そう言って中也は、お兄ちゃんに電話を掛けた。
「……出ない。」
「えっ!?」
「普段ならすぐに電話に出る!なにかあったのかもしれねぇ!」
「私も掛ける!」
そして、私も電話を掛けてみたが、やはり繋がらない。
「手紙の最後……。たとえ私が死のうとも。」
「まさかあいつ……!!」
私達は外へ出た。中也が車を出してくれた。
「場所わかんのか?」
「直感!!」
「ハァッ!?」
間違えるわけない。私は直感で、お兄ちゃんに会えたのだから。
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Rin(プロフ) - 完結おめでとうございます。とてもよかったです (2022年7月16日 0時) (レス) @page27 id: 4ae69cd508 (このIDを非表示/違反報告)
愛実(プロフ) - きえさん» ありがとうございます!トリップ小説にもコメントくれ?本当にありがとうございます! (2016年9月4日 19時) (レス) id: 51dbbb2d03 (このIDを非表示/違反報告)
きえ(プロフ) - めっちゃよかったです!! (2016年9月4日 14時) (レス) id: 3aafe91e2f (このIDを非表示/違反報告)
愛実(プロフ) - 文豪ストレイドッグスさん» ありがとうございます!完結しちゃいました(笑)新作をもう見てくれたんですか!?ありがとうございます! (2016年9月3日 19時) (レス) id: 51dbbb2d03 (このIDを非表示/違反報告)
文豪ストレイドッグス - 完結おめでとうございます!とても面白かったです!!!新作も面白かったです!!! (2016年9月3日 18時) (携帯から) (レス) id: 0b69676c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HQ&進撃 | 作成日時:2016年8月18日 18時