過去 ページ2
あれは、私が14歳の時。
私は、兄の太宰治と同じポートマフィアだった。
ある日、仕事をしていると誰かに連れ去られた。
流石に男女の力の差には勝てず、私は眠らされた。
目が覚めると、どこかの部屋にいて、手は椅子に縛られていた。
「アンタ達、誰……!?」
目の前にいる男に尋ねた。
「マフィアの敵対組織みたいなもんだよ。だから……マフィアについて全て話せ。」
敵対組織?なぜ私を……?てか、
「んなこと言われて、わかりました。って言う奴がいるわけないじゃん。バァカ」
「ハハッ。調査通りすぎて面白くもねぇ。生意気で口が固い……。あれ?この調査表、拷問に耐えれる時間が書いてねぇな。確かめる必要があるな。ww」
フッ……。やってみろよ。私は、中也さんにずっと鍛えられてきた。痛みも怖さも簡単には感じないんだよ!
「なにも言わねぇって事は、イエスでOKだな?」
それから何時間が経っただろうか。
剥がされた爪からは血が出て、殴られた衝撃で口からは血が溢れ、私は、精神的に疲れていた。
「結構耐えるんだな。そろそろ俺らも時間ねぇから……」
そう言って男は私の胸を掴んでくる。
「やっ……!?お前……!こんなことしていいと思ってるのか!!」
「はぁ?ww」
「兄が来れば、お前らは終わりだぞ!!」
「あぁ、太宰治か……。残念だが、お前の兄は来ねぇぞ。」
「えっ……」
「否、正確には来れない。だな。」
「どういう……事……」
「自分で考えろよwwお前は見捨てられたんじゃねぇの?ww」
……ウソだ。ウソだ。ウソだ!!
だってお兄ちゃんは、何があっても私を守ると約束してくれたんだ!
きっと今回も……
「早く話せ。いくら待っても助けなんて来ねぇんだから。」
「ハハッ。ハハハ……」
「何が可笑しい。」
「お前らは私に悲しみを与えた。異能力……愛-哀無祟!!悲しみを与えた者に天罰を下す!」
「……バァカ。俺には異能力は効かねぇんだよ。」
そう言って男は私の異能力に触れた。
すると、異能力は消えた。
「なぜ!?お前……一体……」
「異能力者なら誰でも聞いた事があるだろ?まれに同じ能力を持つものが二人いる。と。つまり、太宰治と俺は同じ能力なんだよwwお前は無力だ!」
まさか……そんなことって……。
「さぁ、早く教えろ。時間がねぇんだ。」
「……マフィアの情報を吐くくらいなら、私は死んだ方がマシよ。」
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Rin(プロフ) - 完結おめでとうございます。とてもよかったです (2022年7月16日 0時) (レス) @page27 id: 4ae69cd508 (このIDを非表示/違反報告)
愛実(プロフ) - きえさん» ありがとうございます!トリップ小説にもコメントくれ?本当にありがとうございます! (2016年9月4日 19時) (レス) id: 51dbbb2d03 (このIDを非表示/違反報告)
きえ(プロフ) - めっちゃよかったです!! (2016年9月4日 14時) (レス) id: 3aafe91e2f (このIDを非表示/違反報告)
愛実(プロフ) - 文豪ストレイドッグスさん» ありがとうございます!完結しちゃいました(笑)新作をもう見てくれたんですか!?ありがとうございます! (2016年9月3日 19時) (レス) id: 51dbbb2d03 (このIDを非表示/違反報告)
文豪ストレイドッグス - 完結おめでとうございます!とても面白かったです!!!新作も面白かったです!!! (2016年9月3日 18時) (携帯から) (レス) id: 0b69676c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HQ&進撃 | 作成日時:2016年8月18日 18時