この六人で、この場所で。 part２

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【高地】




北斗から今日は久しぶりに部屋に呼ばれた。





だから、部屋に入ってみると北斗はベッドの上に座ってて。





高地「久しぶり、北斗。」





こうやって、北斗と顔を合わせるのは何日ぶりだろうか。





本当はいつでも部屋に入れる状態だけど、俺らはあえて北斗の部屋には入らないようにしていた。






大我を省いたらね。






北斗「高地、京本は皆と馴染めてる？」






高地「馴染めてるよ。北斗も知ってる通り、結構ジェシーといることが多いかな。」






北斗「なら、よかった。」






高地「．．．.でも、北斗と一緒でこの場所に来た理由を何も話してくれない。」






北斗「．．．.京本も、そうなの？」






高地「樹とか慎太郎、ジェシーは俺と出会ってから一週間くらいで打ち明けてくれたんだけどね。」






北斗「いや、一週間は早すぎるでしょ。」






高地「確かに北斗にとっては一週間は早いって感じるかもしれないけど、あの三人は意外とすぐ馴染めちゃったんだよね。」






北斗「．．．.じゃあ、俺は高地たちのこと苦しめちゃったね。」







高地「まぁ、正直言って一番心の距離に悩んだのは北斗だよ。全然、俺らに心開いてくれないしずっと殻に閉じこもってたから。でも、自分から殻を破ってきた北斗をみた時には本当にうれしかった。」







北斗「．．．.絶対に過去を言わなきゃダメ？」






そう言って、俺を見つめて来る北斗の瞳は不安でいっぱいだった。

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