十五 ページ15
Aside
『…………』
暇…超暇。
暇すぎるよこれ。
はぁ……久々に歌おっかな?
『スゥ…
ほらほら何千回?何万回?
踊ったの?
ほらほら何万回?何億回?
歌ったの?
ほらほら何百回?何万回?
生まれ変わるの?
♪〜♪〜♪〜♪
ほら、時は流れるけれども
私の時は終わらないよ?
だけど…
君を見つけたら
終わってしまうの?
ほらほら何万回?何億回?
見つけられたのかな?
ほらほら何千回?何万回?
手放したのかな?
ほらほら何億回?何千回?
失ったのかな?
ほら、
ほら、
ほら…
次は
手放さないよ?』
歌い終わると全員がこっちを見ていた。
「おまっ、その歌声…もしかして…。」
仙蔵?
「今大人気の歌い手、[アヤ]か!?」
文次郎、耳が痛い。
『え、まぁ…うん。』
「マジか!俺、ファンなんだよ!」
留三郎がファンとか何かやだな…
いやまぁ嬉しいけどさ…
何か…うん。
『あれ、室町の私達は?そしてここはショッピングモールじゃないよね?』
「それがだな…」
『…そういう事。』
何故か私が歌い始めたら、急に眩しくなって気付いたら居なくなってて、別の場所に居た、って事か。
って言うかさ…
『え、何?私の歌には何か特別な力でもあるの?』
「「「「あるんじゃねぇの?/あるんじゃないか?/あるんじゃない?」」」」
『…あぁ、そう。…って、文次郎、あんたM60の改良済み持ってるでしょ。』
「…あぁ、持ってる。」
『それ、私の。』
「…ははっ。」
クソが、逃げんな!
『待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!』
「「「「…平和だな。/平和だな!」」」」
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