3-E組の美少女は歌い手！【暗殺教室】【歌い手】

誤解解決の時間 ページ29

Aside

『にしても…本当に誤解されてたら
どうやって解こう……』

ボソッと呟いたその言葉。
さっきからそれしか考えていない…
いや、それしか考えられない。
誤解…と言うもの々面倒くさく、
一度染み付いた誤解は
中々取れない。

一体どうしたら………
そんな事を考えて早10分。
10分間同じ事を考え続けられたのだから
凄い事だ。

時間というものは
そうこうしているうちにあっという間に
過ぎ去っていくものだ。
Aとしては、まだ１０分が５分くらいの
感覚だろう。

…なら……………………………………………










…一度染み付いた誤解は
中々取れない。
だが、
一度染み付いた誤解は
早いうちに対処する方が
落ちやすい物だ。

そう決心したAは、
大きな深呼吸をし、ドアノブにてをかけ、
ドアを開ける。

ある程度、先程自分がいた、
玄関付近に近づいだ所だった、
ガヤガヤとした…喚くような声が聞こえてきた。
何事か……？
そう思ったAは、壁から覗く程度に
顔を出す。

争っていた人たちの顔が見える…
そこに居たのは、
先程まで居た、96、真冬、彼方の三人であった。
Aは更に聞き耳を立てる

「そらるさ…んんっ彼方さん！どういうことなんですか！
吹っ切れたって！」

「え…だから、さっきも行った通り…」

「分かるように説明してもらうぞ彼方君。」

「いや、だからさっきから言ってるじゃん。
俺が口を滑らせて…と言うか、
説明しても、Aにだって許可取ってないし
許可取らずに言って、Aが傷付くような
真似は……」

「だーかーら！彼方さん！それが 意味わかんないんです！」

「え、えぇ…？」

あ、あの事でしたね。すいません彼方。

んじゃ、行きますか。

『みんなー』

「あ、A………
ちょっと、…聞いてよ」

グタっとしてかなり疲れている様子の彼方。
ここらいっちょ騙してやりますかー
どうしようかなー、内容…
悩み事相談とかでいっか。

『あー…うん。
別にちょっと悩み事を相談してたの。
ただそれだけだから。』

「ほんとにーー？」

『んな目で見ないでよ96。
本当だから。ね？』

「おう！私は信じるよー！」

「ぼ、僕も、Aが言うなら…」

「え、えぇ…
最初からAに説得させれば良かったなぁ…」

ハハハ……
とにかくこの件は解決したみたいで良かったよ…
本当…

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