Story 31 ページ31
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試合が終わって、一段落すると優斗先生がこっちに駆け寄ってくる。
「勝ったよー!俺、どうだった?」
『かっこよかったです!!』
優斗先生以外、目に入らないくらい。
「せっかく応援しに来てくれたしお礼に飯でも奢るよ」
「やった!」
両手をあげて喜ぶ龍我ちゃんと、何かを考え込むような雄登くん。
さっきから、全然雄登くん喋らない。
「……そういえば、俺この後用事あったんだった」
「え?那須来ないの?」
「うん、じゃ、龍我も一緒に帰ろ」
なんで!?と騒ぐ龍我ちゃんの腕を引いて、遠ざかっていく。
……もしかして、気使ってくれた?
いやいや、雄登くんにはバレてないでしょ、考えすぎ?
龍我ちゃんがバラしたとか?!
「なんだアイツら……、で、Aちゃん行く?塾から結構離れてるし、大丈夫でしょ」
『いいんですか?』
「うん、行こ!じゃ、着替えてくるから待っててね」
え、え、え、!
今から優斗先生とデートですか!?
部員の元へ走って戻っていく優斗先生。
気休め程度だけど、再び髪の毛を整え直してリップを塗り直す。
どうしよう、こんなご褒美みたいな展開想像してもなかった。
心の中で雄登くんにお礼を言って、優斗先生を待つ。
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六ノ神(プロフ) - うわぁぁぁ!!!めっちゃ最高でした!これからも頑張って下さい!!! (2019年4月8日 14時) (レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 廉しょり@爆発物処理班さん» ありがとうございます……!全然気づかなかったです(笑)ご報告ありがとうございます!直します……! (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - moeさん» ありがとうございます!話の繋がり的に龍我くんの先生は既にさくまくんがGETしてるので難しそうです、、ごめんなさい、、 (2019年4月6日 21時) (レス) id: d4006318a9 (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり@爆発物処理班 - 完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした!ただ…おでこが、おこでになっちゃってます。これからも応援しています、頑張ってください! (2019年4月6日 14時) (レス) id: 0a53d9968d (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - 5番ブースの恋から読んでいました。前作、今作共にとても面白かったです!もし次回作があるなら、龍我くんをお願いします……(小声) (2019年4月5日 15時) (レス) id: 38913bce1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時:2019年3月25日 8時