【神様はじめました】やはり私の青春ラブコメは間違っている。３【成り代わり】 (ページ34)

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＊１０４話ページ34

「ちょっと待ってよっ」

お忘れかもしれないが、未だに筋肉痛やってます。

「ん?」

ふと足元を見れば光っていた。

「おお…!これが護くんの実力…!」

金色の奇跡が光の線が引かれていく。

踏みこむ度に澄み渡ってくよう。

廊下が壁がきれいになっていく。

「見つけた」

私は巴衛と香夜子の姿を見つけた。

「ゴール」

ゴールを見つければ辺りが真っ白になった。

正にこれが『退魔結界』!!

「巴衛、見てくれた!?私と護くんの息ぴったりランニングパレード!」

褒めてくれてもいいんだよ?

「…護くん?」

「この子の名前だよ。乙比古に式神の使い方教えてもらったの」

ヒントじゃなくてきっちりと使い方を教えてもらったのだ。

「助けてくれてありがとうね巴衛」

「…いや、それは俺の台詞だな」

なんで巴衛の台詞?

「護くんもお疲れ様」

「キィ」

護くんにお礼をしなければならぬ。

「あ、手大丈夫?」

「ああ。もう大丈夫だ」

「良かった。じゃあ帰ろっか」

事件のようなことも解決したのでこれで無事に帰れる。

長かった一日もやっと終わったのだ。

「護くん、バナナ食べる?」

「キィ!」

護くん、可愛い。

でも私は、知っているんだ。

たとえ事件が解決しても、再び悪夢は訪れる。

悪夢は再び、私達を襲うのかもしれない。

もしそうならば、私はその度に何度でも何度でも祓おう。

それが私の役目なのならば何度でも。