【神様はじめました】やはり私の青春ラブコメは間違っている。３【成り代わり】 (ページ17)

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＊９６話ページ17

それから意見を聞いたのはいいのだが。

どれも人間離れした意見ばかりだった。

【ﾌﾟﾗﾝ１】

・社をﾌﾞｯ潰して闘技場を作る。

・生死を賭けた男達の闘い。

考えたのは龍王である。

【ﾌﾟﾗﾝ２】

・服の交換会。

・着たことのない服を着たい。

考えたのは沼皇女である。

【ﾌﾟﾗﾝ３】

・火照った男女のための仮設休憩所。

→青竹さんが激しく反対。

→小太郎君を斬って自分も自害すると言い出した。

考えたのは瑞希である。

「巴衛は何かいい案ないの?」

聞いてみたらとんでもなかった。

【ﾌﾟﾗﾝ４】

・妖怪を何匹か捕まえる。

・見世物屋。

考えたのは巴衛である。

「却下!」

どうしよう…全員、浮き世離れしすぎてる。

あの巴衛さえも!

「祭なら」

ん?

あ、そう言えば鞍馬の意見を聞いてなかった。

「軽く盆踊りとか社務所で御神籤でいいんじゃない?食い物は保健所の許可が要るからやめた方がいいだろうけど」

それは、待っていた意見であった。

これこそが人間が楽しめる意見だ。

「…それで?」

「あとは仮設トイレとか…」

ふむふむ。

「他にはある?」

「他?」

「聖華、俺の知り合いに目玉が100個ある男がいるのだが」

なんで100個も目玉があるの?

どんな妖怪なの?

「見世物はしないわよ。怖がるでしょ」

そんなｷﾗｷﾗな目で言われても許可はできぬ。

お化け神社が更にお化け神社になるではないか。